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(回答先: 「げきを飛ばす」誤解7割 文化庁の日本語世論調査(共同通信) ― 「げきを飛ばす」、「姑息」、「憮然」は正答10数% 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 29 日 20:18:31)
http://www.asahi.com/national/update/0729/026.html
「愕然(がくぜん)」や「刺繍(ししゅう)」など難しい漢字を使うことに抵抗感が少なくなっていることが、文化庁が29日発表した「国語に関する世論調査」から明らかになった。パソコンや電子メールなど、かなを簡単に漢字変換できる情報機器の普及がもたらした傾向と同庁国語課は見ている。その一方、「檄(げき)を飛ばす」といった語句を本来の意味で理解している人は2割以下で、慣用句の中には誤用の方が普及しているものがあることも分かった。
社会の変化と言葉のかかわりを調べる目的で、95年度から毎年実施している。今回は1〜2月に16歳以上の2206人が面接形式で答えた(回収率73.5%)。
難しい漢字の表記では、「刺繍」「剥製(はくせい)」「破綻(はたん)」など六つの言葉を示し、どの書き表し方が「最も良いと思うか」と尋ねた。ルビを振った漢字書きの支持が総じて高く、仮名との交ぜ書きは、最も多い「刺しゅう」でも3割以下。「情報機器の普及で漢字を楽に使えるようになり、ルビがあれば読めない不安もない」と国語課は分析している。
一方、情報機器の普及の言葉への影響では、78.9%の人が「影響がある」と感じ、具体的には「漢字が書けなくなる」を60.9%があげた。
誤解しやすい語句の意味を、「分からない」も含め五つの選択肢から選ぶ設問では、本来の意味を選択した人は「檄を飛ばす」で14.6%。「姑息(こそく)」12.5%、「憮然(ぶぜん)」16.1%で、「さわり」「雨模様」も3割台だった。
慣用句では、「押しも押されもせぬ」(36.9%)より誤用の「押しも押されぬ」(51.4%)が、「的を射る」(38.8%)より誤用の「的を得る」(54.3%)が多く使われていることが分かった。「取り付く島がない」(44.4%)と誤用の「取り付く暇がない」(42.0%)はほぼ同率だった。
敬語をめぐっては、間違った例を示して「気になるか」を尋ねた。95年度調査と比べ、6例のうち五つで「気になる」が増えた。「こちらでお待ちしてください」「お客様が申されました」は10ポイント以上増えた。国語課では「ベストセラーの本が相次ぐなど日本語ブームがあり、言語感覚が高まっている結果では」と分析している。
(07/29 20:24)