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[37856] 参考までに
投稿者:FP親衛隊国家保安本部 投稿日: 07/27 Tue 01:49:59 [ID:M8Fv6B/YhOQ]削除
5人のプレイヤー論
ちょっと修正してあります。
【グループA】
アメリカ合衆国・イギリス・豪州・ニュージーランド・カナダ・イスラエル・中華民国・韓国
【グループB】
フランス・ドイツなどのユーロ加盟・欧州旧大陸諸国+バチカン
【グループC】
中国
【グループD】
ロシア連邦
【グループE】
イラン・シリア・イスラム武装勢力・イラク&アフガンの旧政権勢力・ヒズボラ・パレスティナ武装グループ
【グループE】は従前ではイスラム連合とひとくくりにしていましたが、
@最近サウジがあからさまにリヤド・ワシントン密約(サウジアラビアは石油のドル決済を維持する代わりに、米国はサウジ王家の権益を保護する)に基づいた対米従属姿勢を示しているため、アルカイーダがサウジ王家の持つ権益を直接の攻撃対象としはじめたため、湾岸の王政諸国がイスラム教を軸に【グループA】に対する共闘をする可能性はなくなった。
Aリビアが【グループA】に対する共闘から脱落し、【グループA】入りした。
以上の理由により、【グループE】の結束力は今や崩壊寸前である。
【グループE】の崩壊は【グループA】の利益になるだけではなく、【グループC】【グループD】の望むところでもある。
米国・イスラエルは【グループE】の崩壊を進めるために、【グループE】の最後の二本柱になっているシリアとイランのいずれかを脱落させたらよい。核開発によるイスラエルの国家安全保障確保の緊急性と、産油国の権益という観点からは、イランの方が優先順位が高く、軍事的な選択肢の行使もありうる。この場合、実際に軍事力を行使するのはアメリカ政府の黙認を受けたイスラエル空・海軍になる可能性がある。
イランの体制が倒れれば、イラク南部の反米武装勢力とイスラエル北部国境の脅威となっているヒズボラは資金源を絶たれて壊滅するため、米・イスラエルにとってそのメリットは大きい。
【グループB】と【グループE】は、バチカンが進めるエキュメニズムを軸に宗教的な対立関係を解消しつつあり、アメリカの経済・軍事一極支配に対抗するためにも、経済・軍事的結びつきを強めつつある。
ただし、現在のところ、両者の関係は東西ローマ帝国の再統合を目指すという段階以前のものであり、「汎欧州人」を目指す旧西ヨーロッパとロシア民族主義の目指す方向性の違いの調整にはまだまだ時間がかかるものと思われる。
【グループB】は、有力国が国内にユダヤ人口を上回るイスラム教徒住民を抱えているため、また、ドルによる石油支配に対抗するため、或いはバチカン主導でリベラルキリスト教諸派が進める汎神論的宗教対話の影響からか、【グループE】に対して極めて同情的である。
【グループC】と【グループD】は、敵【グループA】の敵は味方という観点から、協力関係にあるが、それは真の友情に基づくものではない。
【グループA】は日本と【グループC】【グループD】の間に楔を打ち込むため、北朝鮮の存在を許してきたが、台湾島の勢力圏の帰属問題で【グループC】と話がつくならば、北の体制崩壊・統一後の朝鮮半島からの米軍撤退と引き換えとセットで【グループC】との間で話がまとまるかもしれない。