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ETC利用者囲い込め!カード各社がサービス合戦
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040724ib24.htm
高速道路のETC(ノンストップ自動料金収受システム)の普及に伴い、クレジットカード各社が、利用料金を決済するETCカードの会員獲得に力を入れている。
車載器の購入割引や年会費の無料化、カード利用者に現金の一部を払い戻すキャッシュバックなど、多彩なサービスを打ち出し、競争は熱を帯びている。
クレジットカードは、複数のカードを持つ消費者が多くなり、カードを作っても実際には使用しないケースが増えている。こうした飽和状態のカード業界にあって、各社がETCカードの会員獲得に躍起になるのは、「ETCカードは必ず使用されるカード」(業界関係者)だからだ。
ETCカードで獲得したポイントを買い物で利用してもらえれば、複数あるカードの中で日常的に使用するメーンカードになる可能性が高くなる。
ETCカードの会員数が57万人を超える業界トップのトヨタファイナンス(東京都江東区)は、夏休みの旅行需要を狙って、7月から2か月間、高速道路でETCカードを1万円以上利用した顧客を対象に、毎月500人に1万円をキャッシュバックする特別キャンペーンを実施している。
全国で約5000店あるトヨタ車の販売店でETCカードの申し込みが出来るのを武器に躍進してきたトヨタファイナンスに対抗して、既存の大手カード会社も、ETCカードの会員獲得に本腰を入れ始めた。
ユーシーカード(東京都港区)は、ETCカードの発行と車載器の割引購入、ETC前払い割引サービスへの登録をまとめて申し込めるキャンペーンを9月末まで行っている。5000円を切る特別価格で最新式の車載器を購入できることが売り物だ。
ダイエー系のオーエムシーカード(東京都中央区)も、4月から全会員の年会費を無料にした。また、ダイエー店舗を中心に全国約160か所あるカウンターで申し込むと、わずか30分でカードが顧客の手に渡るようにした。三井住友カード(東京都港区)などでも、カードを即日発行する体制をとっている。
ETC車載器を搭載した車は現在、300万台を突破した。高額ハイウェイカードの廃止を追い風に、普及のピッチは加速しているが、高速道路のETC利用率はまだ2割弱で、ETCカードの会員数はさらに増える見込みだ。
ETC技術は高速道路の料金所だけでなく、駐車場や飲食店のドライブスルーなどでも応用が可能だ。このため、カード会社は「今のうちに顧客を囲い込めば、将来のビジネスチャンスにつながる」(トヨタファイナンス)と、期待を膨らませている。
(2004/7/25/00:11 読売新聞 無断転載禁止)