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カナダで見つかった約5億7500万〜5億6000万年前の生物の化石=サイエンス誌提供
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/photojournal/news/20040716k0000m040154000c.html
カナダ・クイーンズ大などの研究チームが、先カンブリア時代に繁栄した「エディアカラ生物群」の極めて保存状態の良い化石をカナダのニューファンドランド島の5億7500万〜5億6000万年前の地層で見つけた。シダのような形をしているが、動物か植物かは不明という。15日付の米科学誌サイエンスに発表した。
生物は、カンブリア紀(5億4000万年〜5億年)に爆発的な進化を遂げ、現存する生物につながっている。エディアカラ生物群はその直前に世界各地で繁栄した。骨格を持たず、浅い海で生息した動物や植物、そのどちらかはっきりしない生物を含む。現在の生物には似たものがなく、動物の進化の歴史の中で消えていったとみられるが、カンブリア紀の「爆発」の謎を解くうえで重要な生物群とされる。
今回見つかった化石は、植物のような形で、幹から枝分かれした葉が伸びたような構造だった。研究チームは「海底から上に向かって生える茎を持ち、自由に漂っていた可能性がある」と推測する。エディアカラ生物群は骨格を持たないため明りょうな化石は少ないという。
京都大総合博物館の大野照文・情報発信系教授(古生物学)は「カンブリア紀の爆発的進化を前にさまざまな進化の試みをしていた、ユニークな生物群の一面を示す貴重な発見だ」と話している。【永山悦子】
毎日新聞 2004年7月16日 3時00分