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●週刊誌が東京都の「不健全図書」条例でコンビニ販売で大ピンチ
選挙後の『ポスト』はヘアーヌード全廃で編集長も交代 『現代』編集長は失脚!
男性週刊誌はまさに冬の時代に突入してしまったようだ。なにしろこの7月1日から施行された東京都青少年健全育成条例の改正により、都に「不健全図書」指定されるとコンビニ等の販路で取り扱ってもらえなくなるのだから、出版社にとってはまさに死活問題である。しかもその判断基準は実に曖昧であることが大問題。すでに見せしめ的に『週刊大衆増刊号』などが指定を受けているが、この条例は青少年保護を隠れ蓑にした実質的な表現の自由に対する検閲行為に他ならない。
以前『噂の真相』では個人情報保護法だけでなく、この法案の危険性もずばり指摘していたが、ここにきてその危惧が現実のものとなってしまったようである。
そんな中、いち早い変わり身を見せてたのが『週刊ポスト』だ。海老原高明編集長が「脱ヘアヌード宣言」を出し、篠山紀信などの大御所の連載もバッサリ切ったのは周知の通り。
ところがその海老原編集長、この宣言の直後に交代してしまった(笑)。どうやら、新体制で新しい誌面をということらしいが、先日アナウンサー・勝景子と結婚したばかりの海老原本人はともかく(そういえば、最初にこの2人の交際をスッパ抜いたのはウワシンだったが)、残された編集部員たちはかなりの混乱ぶりだ。後任には副編集長が昇格するといわれているが、苦戦は必至。実際、宣言後の部数では、早くも「実売で70%を切った号も出た」との話も洩れ伝わっている。
一方、『週刊ポスト』のライバル誌、『週刊現代』でも鈴木章一編集長の交代劇があったので、そのきっかけをつくった責任上、このコラムでも触れておこう(笑)。
最終休刊号グラビアで掲載した部下の女性編集者宅への通いが問題になったようで、当初は、「鈴木は上層部に『あれは引越しの手伝いだった』と言い張って、結局お咎め無し。相手のO嬢もあの夜の残業代を請求したくらい(笑)」(講談社関係者)ということだったが、やはりそんな弁明では済まなかったようだ。鈴木は新雑誌企画室へ異動となり、後任には、『フライデー』の出桶編集長が出戻っている。
ともかく、各週刊誌とも新体制の下で動き出したものの、しばらくは東京都というお上の顔色を窺いながらの手探りが続きそうだが、こんな厳しい状況だからこそ、週刊誌は本来の持ち味でもあるゲリラジャーナリズムを発揮して石原都知事に対抗してほしいものだ。(2004年07月12日)
http://www.uwashin.com/2004/indexnew.html