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フランス、ベルギー、オランダなどで、児童を虐待する性犯罪者の殺人事件の
捜査や裁判が続いている。欧州を震撼(しんかん)させたベルギーのデュトル容
疑者による組織的な児童誘拐・殺人事件の裁判が大詰めを迎える中、フランスで
は、地域社会を巻き込んだ児童への性的虐待事件の裁判が思わぬ展開を見せてい
る。そんな中、時を同じくして、フランスの元森林監視員の未成年者連続殺人も
浮上、深刻化する小児性愛の実態が明らかになった。(パリ・安倍雅信)
フランス、ベルギー、オランダなど
深刻化する児童への性的虐待
http://www.worldtimes.co.jp/w/eu/eu2/kr040706.html
フランス、ベルギー、オランダなどで、児童を虐待する性犯罪者の殺人事件の捜査や裁判が続いている。欧州を震撼(しんかん)させたベルギーのデュトル容疑者による組織的な児童誘拐・殺人事件の裁判が大詰めを迎える中、フランスでは、地域社会を巻き込んだ児童への性的虐待事件の裁判が思わぬ展開を見せている。そんな中、時を同じくして、フランスの元森林監視員の未成年者連続殺人も浮上、深刻化する小児性愛の実態が明らかになった。
(パリ・安倍雅信)
難航する小児性愛者裁判
性犯罪者の連続殺人事件も
フランス人の元森林監視員が過去二十年以上にわたり、十二歳の少女を含む九人の殺害を自供したことが、フランス、ベルギーに大きな衝撃を与えている。ベルギー警察が誘拐未遂容疑で逮捕した元森林監視員ミシェル・フルニレ容疑者(62)は、尋問を受ける中、自ら過去二十年以上にわたり、十二歳の少女を含む八人の女性および、成人男性一人の殺害を自供した。
フルニレ容疑者の自供によると、殺害は一九八七年から二〇〇一年にかけて行われた。捜査当局は性的暴行を目的として襲撃し、殺害に至ったとみており、自供した九人以外にも犠牲者がいないか捜査を進めている。また、犯行地域をフランス、ベルギー、オランダの三カ国に拡大し、再捜査する構えだ。
フランス警察当局は三日、ベルギーとの国境沿いのアルデンヌの城の敷地内で、当時十二歳の少女と二十二歳の女性の遺体を発見したことを明らかにした。城はフルニレ容疑者が所有していたもので、犯行後に敷地内の森に埋めたとみられている。
フルニレ容疑者は前科があり、未成年者への強姦(ごうかん)やわいせつ行為で、フランスで拘留され、ベルギーでも同種の罪状で七年の禁固刑を受け、一九八七年に釈放されている。昨年、ベルギーで同容疑者は、十三歳のコンゴ人の少女の誘拐未遂事件で再度、逮捕された。仏メディアは、ベルギー警察は同容疑者の性的異常を知りながら、連続殺人との関連にまったく気付かなかったとしている。
捜査当局は、フルニレ容疑者の前妻の証言から、連続殺人の手掛かりを得たと同時に、城の中から、約二万五千ユーロ(約三百五十五万円)相当の金貨も発見した。フランス警察は、刑務所で出会った極左テロリスト、エレゴーシュ容疑者を通じ、大金の存在を知ったフルニレ容疑者が、エレゴーシュ容疑者の女友達を殺害、金を奪い、城購入資金に充てたことを同容疑者が認めていることを明らかにしている。
二十年以上の長期にわたり、行方不明の捜査願が出されていたにもかかわらず、同容疑者との関連を追及できなかったベルギーやフランスの捜査当局の在り方に疑問が投げ掛けられている。同時に小児性愛者の犯罪の捜査の難しさを浮き彫りにしたものでもあった。フランスのメディアは、フルニレ容疑者を「フランスのデュトル」と呼んでいる。
ベルギーのデュトル事件は一九九六年、国際売春組織を舞台に起きたもので、マルク・デュトル容疑者は児童を誘拐し、性的虐待、殺人の罪で先月、終身刑を受けている。同事件では誘拐し、性的暴行を加えた少女たちを自宅の地下室に閉じ込め、餓死させるという残酷な手口が、欧州に衝撃を与えた。
同時に、「デュトルの自宅に誘拐した少女たちを隠す隠し部屋がある」という通報を受けながら、ベルギー警察は家宅捜索で発見できず、警察への非難が強まった。最終的に同容疑者宅からは、性的暴行を加えているシーンのビデオ三百本以上が押収され、これらがインターネットなどで広く売られていた事実が発覚した。
デュトル事件のもう一つの問題は、同容疑者の顧客として、弁護士や判事、政治家、学校教員など、社会的責任の重い職種の人々が関係していたことだった。司法関係者の中に小児性愛者がいたことが、デュトル逮捕を遅らせたという指摘もあり、小児性愛が、幅広い層に蔓延(まんえん)している事実を浮き彫りにした。
今回明るみになったフルニレ事件について、ベルギー・メディアは「なぜ、警察やソーシャルワーカーたちは、小児性愛者による殺人事件を防止できなかったのか」「第二、第三のデュトルが、相当数存在するかもしれない」と、司法や市民への監視制度の在り方に疑問を投げ掛けている。
一方、フランス北部パドカレーでは二日、住民による児童への集団性的虐待事件を審理していた同地の重罪院が、児童の証言を基に、被告十七人のうち、七人に無罪判決を下し、児童の性的虐待裁判の難しさを浮き彫りにした。同事件は自分の子供を含む約二十人に性的虐待を行ったもので、その両親を含む、住民ぐるみの犯行が大きな衝撃を与えた。
逮捕された主犯格の女性は、夫のみならず、近くの住民と共謀して、自分の子供を含め、児童への性的虐待を繰り返していたというもので、二〇〇一年に夫婦は逮捕された。事件関与では医師や看護婦、司法官、神父ら五十人が列挙され、最終的に十七人が重罪裁判に掛けられた。嫌疑を掛けられた親の子供約三十人が里親に出され、拘置された七人の子供を持つ父親は刑務所内で自殺する悲劇も起こった。
最終的に十三人が拘留を継続されたが、主犯格の女性が五月十八日に、「住民の事件関与はうそだった」と証言を翻し、裁判は混乱、最終的に被害に遭った児童の証言を基に慎重に捜査が行われ、七人に無罪判決が下された。
児童への性的虐待は、被害者が子供のため、事件の未然防止や、摘発が難しいとされる。同時にインターネットのサイトなどで、小児性愛関連サイトが数万は存在するといわれ、その取り締まりも困難を極めている。さらに小児性愛者に社会的高位の者も少なくなく、捜査を難しくしている。
●過去最悪の小児性愛殺人事件、全国の親たちに衝撃(フランス)
元大工のフランス人ミッシェル・フルニレ容疑者(62)が、二十年以上にわ
たって、十二歳の少女を含む九人を殺害していたことを自供したことから、フラ
ンスでは再び、小児性愛が大きな社会問題になっている。警察は同容疑者の自供
に基づき、今月に入り、数体の死体を北フランスの城の森から掘り出しており、
今後、九人以外にも被害者が出る可能性も指摘されている。(パリ・安倍雅信)
http://www.worldtimes.co.jp/newworld/w/eu/eu2/ku040709.html