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2004/07/05
[科学] 本物の死体を使った展覧会 カリフォルニア
まるでヌード写真のように頭の後ろと腰に手を添え、じっとしている妊婦の彫刻のように見えるものは、実は本物の遺体である。彼女の体内には心臓や腸、さらに8ヶ月目の胎児までをも見る事ができるのだ。
この女性は、7月2日からカリフォルニア科学センターで開催されている「人体の世界:本物の遺体を使った解剖学展示会」のために寄贈された200人以上の遺体のうちのひとり。
これは人間の骨格や血管、その他の構造に関する事が分かるように意図されており、順路の最後に展示されているのは、「plastination」と言われる技法で体液の代わりに透明なプラスチックを充填された25体が控えている。
展示品の大部分は、筋肉や骨格、神経や器官が見えるように解剖されており、ガンや肺疾患などで侵された様子を見る事ができる。
この展示会は、1996年に東京で初開催されて以来、好奇心に惹かれる入場者も多い反面、倫理的あるいは単なる恐怖心から「人体の尊厳を冒涜している」といった否定的な意見もあり、議論を呼んでいる。
展覧品やその保存技術を作り上げたドイツの科学者Gunther von Hagensは、「我々が本物の人体を、時間を止めて見る事ができるのだ」と言い、教育的で啓蒙するものだと主張している。
この展示会には、これまで約1500万人の来場者を記録しており、アジアやヨーロッパでも開催されている。批評家達は、Guntherの行いについて「フランケンシュタイン」あるいは「Dr.Death」と揶揄している。
ドイツのフランクフルトではルター派の教会が、「不道徳」「死者を侮辱している」と非難し、ロンドンでは妊婦の中に見える胎児に耐えられなかった者が、彼女い毛布を掛けてしまった。
Eva Edwardsは、それらが本物だと知らずに魅了された。しかし、それを知ってからは「科学的な目では見れない」「宗教上、死体は埋めるべき」と一転した。また、彼女の9歳の娘は本物の死体である事を知って叫び始めた。
一方、展示会が休止している間に約6000人がplastination研究所へ身体を寄贈すると署名している。「これまで、死体は腐るか燃やされるかのどちらかでしたが、plastinationによってその制限を越える事ができる」とある女性は賞賛している。
Zahra Nankani(16)は、実際の人体やその複雑さ、脆弱さを見る事ができる、というだけで驚くべき事だと思う、とコメントしている。
尚、この展示会は13歳未満の子供は保護者の同伴なしに見る事はできない。
Source
http://www.cnn.com/2004/US/West/07/02/body.exhibit.ap/
Reference
BODY WORLDS公式サイト(英独語)
Posted by Key at 2004/07/05 10:21
http://key.cube-web.net/archives/2004/0705102150.html