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経済協力開発機構(OECD、本部パリ)は14日、加盟30カ国の中高等教育実態調査の結果を発表。日本は高等教育の卒業者に占める女性の割合が学士39%(各国平均55%)、修士26%(同51%)、上級研究部門の博士23%(同40%)と、加盟国の中で最下位だった。
学士・修士課程への男性の進学率は48%で各国平均45%を上回ったが、女性の進学率は34%で同55%を大きく下回った。
大学学士・大学院修士課程の「大学型高等教育」の卒業率は33.8%と、各国平均31.8%を上回ったが、博士課程など上級研究部門の卒業率は0.7%と同1.2%より低い。日本の高等教育機関に在籍する外国人学生の比率も1.9%と、各国平均の5.7%を下回った。
国内総生産(GDP)に対する教育全体への公的財政支出の割合では、日本は3.5%と各国平均5.0%を下回り、GDPに対する私費負担を加えた教育支出の割合も初中等教育2.9%(各国平均3.8%)、高等教育1.1%(同1.4%)と低かった。
学習環境の面でも、教員1人当たりの生徒数は、就学前18.1人(各国平均14.8人)、初等20.3人(同16.6人)、中学16.2人(同14.4人)、高校13.7人(同13.1人)と教員の負担が大きいことが分かった。
調査は03年に加盟各国で実施した。
(パリ共同)
毎日新聞 2004年9月14日 22時03分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20040915k0000m040120000c.html