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中学3年生の約7割が、「親と同じ仕事に就きたくない」と考えていることが、お茶の水女子大の耳塚寛明教授らの研究グループの調査で分かった。
東北大で11日開かれた日本教育社会学会で発表された。“拒否反応”は小学生より強く、親の仕事を知らない生徒も見受けられた。
調査は昨年秋、関東地方のある市で、公立の小学校3年生、同6年生、中学3年生の計約3300人を対象に行われ、「将来、父親や母親と同じ仕事をしたいか」「どんな仕事がしたいか」などを聞いた。
この結果、中3では72%が「父親と同じ仕事に就きたくない」と回答。母親の仕事についても、64%が否定的にとらえた。小3は60%と50%で、学年が上がると数値が高くなった。
理由は「つまらなそう」「夜遅く帰ってくるから」などがトップ。「自分の道を行きたい」「ほかにやりたいことがある」などがこれに続いた。
父親の仕事を「分からない」「知らない」と答えたのは中3で5%。母親の仕事も3%が内容を知らなかった。
一方、就きたい仕事は、小3で「スポーツ選手」や「パンや菓子の製造作業者」など身近な職業が上位。中3は「保育士」「教師」「デザイナー」などが人気で、「リストラなどでクビにならないから公務員」といった現実的な声もあった。
中3では「未定・何もしたくない」も7%に上り、進学校や高校の専門学科を希望する生徒に比べ、一般的な「普通科高校」を希望する生徒にこの傾向が強かった。
学校現場では近年、子どもたちの職業意識を高めるキャリア教育が注目されており、同グループは「今回の調査結果を踏まえ、どのような職業教育が有効か模索したい」と話している。
(2004/9/12/09:32 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040912it02.htm