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武装グループにあからさまな敵意 邦人襲撃
イラクを占領する米軍への協力者だと見なされたのか。日本人フリー記者襲撃事件は、小川功太郎さん(33)と見られる遺体が別の場所で見つかったことや、襲撃直前の状況から、武装グループのあからさまな敵意がうかがえる。
橋田信介さん(61)ら4人の乗った四輪駆動車は、27日午後、イラク南部サマワの自衛隊宿営地を出発して、幹線道路を北上した。バグダッドまで200キロ余り。
運転手ラアド・アシュル・ヒラルさん(27)は南部へ何度も往復したことがある。バグダッドに入る手前のマフムディヤ付近が危険なことは知っていた。「武装グループの襲撃を警戒して、猛スピードで突っ走った」
しかし、マフムディヤから南約4キロ付近で米軍が検問していた。橋田さんらは車を降り、米兵と立ち話をしたといい、ここで武装グループ側に外国人であることを知られた可能性がある。
検問を通過し、橋田さんたちの車は再び速度を上げた。国道8号を時速160キロで飛ばしたが、犯人たちの車はそれ以上の猛スピードで追い抜いた。4人の男が自動小銃などで銃撃した。27日午後5時前だった。
四輪駆動車は立ち木に激突して、炎上した。「4人の男たちは顔を隠していなかった。炎上する車に向け、さらに撃ってきた」とヒラルさん。男たちの言葉が聞こえた。「米国の手先」と言ったようだった。
現場で救急車を求めたが、誰も手を貸してくれなかった。仕方なくバスに乗り、約30分間かかってマフムディヤ総合病院に行き、手当てを受けた。焼けこげた車から2遺体が同病院に運ばれてくる前に、バグダッドの自宅にもどったので、遺体は見ていない。
ヒラルさんは朝日新聞の取材を受けた28日、後部座席にいた小川さんについて「撃たれて負傷したが、車外に逃げ出したはず。今日になってもまだ見つかっていないのなら、犯人たちに捕まっているのかもしれない」と心配していた。
小川さんとみられる3人目の遺体は同日、マフムディヤから北西約10キロのユーセフィーアで発見された。犯人たちはイラク人運転手には構わず、小川さんだけを拘束した可能性がある。
AFP通信によると、地元警察は「襲撃犯が被害者を連れ去り、後から殺害したようだ」との見方を示している。みけんのあたりを撃たれていたといい、もし事実なら、日本人と知った上での凶行の可能性が高くなる。 (05/29 12:13)
http://www.asahi.com/national/update/0529/016.html