現在地 HOME > 掲示板 > 戦争55 > 948.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2004/5/27
5月27日、すとう信彦はイラク支援特別委員会にて事件から半年あまり経過し、やっと提出された奥、井ノ上2名の外交官射殺事件についての外務省報告書の疑義を質しました。
外務省は優秀なそして貴重な外交官2名を失いながら半年も経ってやっと報告書を提出しました。しかし、それは嘘に嘘を重ね欺瞞に満ちた報告書でありました。これまで多くの有識者が米軍誤射を指摘してきましたがこの報告書はそれを裏付けるものと言って良いのではないでしょうか。
4月6日に出された警察庁の報告書では、犯人はテロリストでありその根拠となるのは、使用された銃がイラクでは一家に一挺何処にでもあるカラシニコフ(AK-47)であるからとしていました。すとう信彦は、カラシニコフのレプリカを実際に委員会室に持ち込み、警察庁報告書にある併走する車の1mの高さからの発砲は無理な事、30数個ある弾痕を残すには少なくてもカラシニコフが4挺は必要なことなど実証し警察庁警備局長を論破しました。
その上で5月12日提出された外務省報告書は、今まで使用された銃はカラシニコフであるとしていたものをRPKであるとしたのは軽機関銃の可能性を認めた証拠であると指摘しました。しかし、わざわざ米軍はRPKを使用しないと記述すること自体がナンセンスです。実際に使用されたのはアメリカ軍が使用するM230Bではないかとの持論を展開いたしました。
その他、使用された車が4台のSUV車であること、犯人と目されるテロリストは私服を着用しケプラータイプのヘルメットを被っていたこと(これは米軍しか被っていない。しかし、ヘルメットを被ったテロリストがいるのか?)、犯行は米軍であったとの現地の子供証言は、反米感情の強い大人が子供の背中をつねって言わせたなど全く幼稚極まりない内容のものです。このような報告書では誰もが納得できるはずはなく、真相究明の為に4つの報告書、つまりは事件後に日本大使館がイラク人専門家に調査を依頼した報告書、更にその直後に同じくイラク人専門家に調査依頼した報告書、2月に上村臨時代理大使が調査をした報告書、そして米軍の報告書以上の委員会提出を求め、公開の場で難しければ非公開での秘密会や理事会の場で公開するよう委員長に強く要請をいたしました。
http://www.sutoband.org/003/003_01/20040527.html
http://www.sutoband.org/003/index.html