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イラク・マハムディヤで日本人フリージャーナリスト2人とイラク人2人が乗った車が襲撃された事件で、在イラク日本大使館関係者が28日、病院で2遺体を確認した。外務省は同日夕、いずれも日本人でフリージャーナリストの橋田信介さん(61)と小川功太郎さん(33)の可能性が高いと発表した。しかし同日、現場から近いユスフィーヤ近郊で頭を撃たれた日本人らしき男性の遺体が発見され、同省は29日未明、この遺体について「小川さんである可能性がある」と、発表内容を改めた。病院の2遺体は、橋田さんとイラク人通訳の可能性が出てきた。同省は3遺体の身元の確認を急ぐ。
外務省によると、日本大使館を警備する会社のイラク人が、マハムディヤ総合病院で遺体を確認した。現地時間の27日午後6時ごろ、地元警察官が運び込んだ遺体は焼けて損傷が激しかった。同省は同行していた通訳とみられるイラク人が病院側に伝えた説明や、現場から運ばれた遺留品に日本語の雑誌、新聞があったことなどから、2遺体を日本人とみていた。しかしその後、大使館員がユスフィーヤ近郊で発見された遺体を確認した結果、小川さんの可能性があることを明らかにした。
マハムディヤの現場前のレストランで働くエジプト人男性によると、バグダッド方面に向け北進中の車を、黒っぽい大型乗用車が追い抜きざまに銃撃。車は炎上し、pResCrptという。現場には焼け焦げた車が残されていた。
同省は今後、身元確認のため科学的な確認作業も進める方針だ。
◇ ◇
バグダッド南方ユスフィーヤの地元警察は28日、同市近郊で日本人らしき遺体を発見したことを明らかにした。警察によると、遺体は同市から西方約10キロの地点に放置されていた。着衣はなく、右目の上に銃弾を受けた跡があり、後頭部が損傷していた。ひげや体格などが、小川さんと酷似している。
遺体が発見されたのは、襲撃現場のマハムディヤ南方2キロの地点から北に10キロ、さらに西方に10キロ離れた場所。遺体が小川さんだった場合、襲撃犯が小川さんを犯行現場から一時拉致した後、射殺した可能性がある。
この遺体が安置されている法医学医療センターの担当者は「警察署からの書類には『コウタロウ・オガワ、日本人』と表記があった」と答えた。年齢は30代という。遺体を見る許可を受けた毎日新聞のイラク人助手は「27日付の地元紙に載った小川さんの写真とひげの特徴、顔の輪郭が極めて似ている」と話している。
このイラク人助手はマハムディヤの警察で2遺体を確認したが、遺体は焼け焦げており、人種や顔つきなど判別できないほど損傷がひどかったという。襲撃後、車から脱出したイラク人運転手は「橋田さんとイラク人通訳が車内に取り残された」と毎日新聞に証言しており、この2遺体が橋田さんとイラク人通訳の可能性が強まった。
AFP通信は、警察当局の話として「日本人の一人は襲撃の後に殺害された」と報じた。【鮎川耕史、バグダッド・山科武司】
2004年5月29日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040529k0000m030167000c.html