現在地 HOME > 掲示板 > 戦争55 > 904.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「命なんざー、使うときに使わなけりゃー」
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040528-0036.html
「命なんざー、使うときに使わなけりゃー、意味がない」。ベトナム戦争、カンボジア内戦、アフガン戦争…。バグダッド郊外で銃撃された車に乗っていた橋田信介さん(61)は、還暦をすぎてもなお戦争取材の最前線に飛び込んで行くベテランのテレビニュースカメラマン。今回は、イラクのファルージャで左目に大けがをした少年に日本で治療を受けさせるためイラク入りしていた。
橋田さんは70年、日本電波ニュース社に入社。ベトナム戦争で戦争取材の道に入り、89年にフリーになった。
93年5月には、カンボジア北西部で武装グループに襲撃、拘束され、現金やカメラを奪われたが無事だった。
昨年4月のバグダッド陥落の際に現地で取材したほか、今年に入ってから数回イラク入り。「イラクの中心で、バカとさけぶ」を今春出版し「命なんざー」としながら、この戦争で命を捨てるのに「意味があるか、どうか」と自問自答していた。
関係者によると、橋田さんはイラクでタクシー運転手のハイサムさん(32)と知り合い、息子のモハマド・ハイサム・サレハ君(10)が昨年11月、米軍と武装勢力との銃撃戦に巻き込まれ左目の視力を失ったことを知った。米軍側とみられる発砲で窓が割れ、ガラス片が左目に当たったという。
橋田さんは4月に一時帰国した際、モハマド君に日本で治療を受けさせようと奔走。知人らの尽力で、ハイサムさんら親子が6月1日に来日し、静岡県沼津市の病院で治療を受けることが決まっていた。(共同)
[2004/5/28/12:48]