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http://www.asahi.com/national/update/0527/035.html
アフガン男性の難民不認定取り消し 東京地裁、入管批判
タリバーン政権で迫害を受けたとして来日したアフガニスタン国籍の男性(39)が、難民不認定処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。藤山雅行裁判長(鶴岡稔彦裁判長が代読)は「帰国すれば迫害される危険があり、難民として認定しなかったのは違法だ」と述べ、退去強制処分の無効を確認するとともに、不認定処分を取り消した。
藤山裁判長は日本の入管行政について「アフガン人を保護する姿勢に欠けたばかりか、入国すら拒否しようとしていた」「入国査証の発行が激減したのは異常だ。多くのアフガン人が密入国を企てた背景には、このような対応があった」などと痛烈に批判した。
判決によると、男性はイスラム教シーア派のハザラ人で、反タリバーン勢力の司令長官などの経験があった。01年7月に難民認定を申請したが認められず、不法入国者として収容され、アフガンを送還先とする退去強制処分を受けた。男性はその後健康を害し、02年3月に仮放免された。
裁判で法務省、東京入国管理局側は「男性の過去6回の来日はいずれも商用だった」「迫害の証拠として出した新聞記事は実際には存在せず、偽造だった」と主張。藤山裁判長は、「偽造資料を提出したとしても、男性の供述全体の信用性を否定するのは相当でない」と結論づけた。
(05/27 22:27)