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5月27日 中文導報(在日華僑新聞)
http://www.chubun.com/2004/05d/gb/01-03.htm
本社報道(記者 申文)浙江寧波から来た中国人留学生の許春海は東京国際大学大学院を卒業し、国際企業管理学修士学位を取得した。許春海は今年4月に帰国する予定だったが、卒業論文が東京国際大学の「特別優秀研究成果論文」に選ばれたため、学校から暫く日本に留まり出版準備するように要請されていた。このため許春海は、4月30日に東京入国管理局へビザ延期申請を提出した。ところが、許春海の申請期間中は合法的に在留資格があるにもかかわらず、5月10日、警察は「不法滞在」の疑いで逮捕を強行、不法に48時間近く監禁した。
弱者層の人権を勝ち取り、日本社会の外国人に対する見下した差別態度と懐疑的態度や不正行為と抗争するために、許春海は5月20日、東京地裁民事部に訴状を手渡し、日本国政府と代表者である野沢大三法務大臣、東京都の代表者たる石原慎太郎知事を被告として、国家賠償訴訟を起こした。原告人と代理弁護士及び後援会は、5月20日に司法クラブで日本社会に真相を公開した。訴状内容によると、許春海は2000年6月30日に来日して入学、2002年5月7日に東京国際大学大学院入学、在留資格は2004年5月7日に切れている。2004年3月19日、許春海は正式卒業し、学校から出版準備するように要請されて、4月30日に入管にビザ延期申請を提出している。
5月10日、許春海が住む東京都板橋区徳丸の愛華寮内において、留学生友達と口論となり、警官に仲裁要請の通報をした。警視庁高島平署の警官が駆けつけた後、有無を言わさず、寮内全員のビザ検査を強制した。警察側はその後「任意同行」の名目で許春海を警察署に連れて行き、情況を調査した。2時間近く雑談した後、警官が突然言い出だした:現在5月10日夜8時30分、私は不法滞在の罪によりお前を逮捕する。許春海は、自分の延期申請はすでに東京入管に受理されていて、今は合法的研究者の身分で日本に滞在していると言った。しかし警察側はこれを無視して、許春海の写真撮影を強行、両手10指の指紋を採取、収監を強行、そして野蛮にもこう言った:「お前には今から名前はない、お前の番号は24だ。」警察側はまた、許春海を強制送還すると脅し、許春海が要請する弁護士と中国大使館領事官員との連絡と面会を、色々な理由をつけて拒絶した。その夜、許春海は事実と一致しない供述記録への署名を拒絶したため、警察側に手錠を強行的に嵌められ、池袋高島平留置所に収容された。
中国大使館領事部は事態を知った後、情況を調査して、日本の警察側に厳重抗議をした。しかし警察側はこれに対して少しも耳を貸さず、3日目に誣告罪として許春海に手錠を嵌め、送検を強行した。東京地方検察院と検察官は、警察側の暴行と誤りに対して陳謝を表明しないだけでなく、かえって事実を隠蔽を企んだ。許春海による理論的大論争のもと、最後には検察官は検察意見書にどうしても無罪の主張を書かなければならなくなった。しかし検察院を出ると、無罪の許春海はまた警察側に手錠を嵌められ、池袋高島平警察署に連れて行かれた。検察官の説明は:「釈放するのは警察の仕事であり、我々の管轄ではなく、警察がどうするか決める事だ。」
警察側は5月12日夜6時になって、やっと許春海を釈放し、このような恣意的逮捕は合法的だったという考えを堅持している。許春海は正義を取り戻すため、2日間の尋問と監禁生活の中で受けた様々な侮辱と迫害について、警察側に謝罪するように要求した。許春海が警察署に入って正義を求めると、川村など3名の警官の暴力にり追い払われ、このように三度も暴力に遭った。甚だしきに至っては、川村はこのように喚き立てた:「厚かましくもまたやって来たのか。貴様を不法侵入と公務執行妨害の罪で逮捕する」、彼はまたこう罵った:「俺は日本政府を代表しているんじゃなくて、ただ誰かを捕まえたくてしょうがないんだよ。ここは中国じゃないんだ。とっとと帰れよ。」夜8時20分、許春海が再び高島平警察署に入った後、4階で川村をはじめとする7人の警官により床に取り押さえられ、引きずられてエレベーターに乗せられ、署外へ放り出された。最後に許春海は、日本で迫害された一人の中国人として座り込みの抗議をし、日本の警察側に過ちを認めるように要求した。
事件発生後、日本の華人情報ネットのネット友達は迅速に「許春海事件後援会」を組織し、ネット上の多くの人々は署名活動を支持し展開した。???(訳注:判読不能)共同法律事務所の張学煉弁護士も迅速にこの訴訟事件を受け取り、5月20日に原告を代理して訴訟を出している。
許春海はこう表明している。日本の警察側は気の向くままに無罪の人を逮捕しまくり、勝手気ままに罪を言い渡し、罪を認めるように強制し、外国人に対する侮辱性差別性態度は、今回の訴訟で必ず追及しなければならない問題だ。「今回の事件は私の将来の生活と仕事に極めて大きい影響を与えた。中国人は日本において依然として弱者層であり、外国人を差別し抑圧する社会の雰囲気は、警官の責任逃れ体質に根源がある。私は一大決心をし、私個人の事だけではなく、40万在日中国人の人権と尊厳のために説明を求める」。「許春海後援会」は次のように表明している。1人の優秀な在日中国人が民主的な日本の社会でこのように不公正な対応に遭ったのは信じ難い事だ。高島平警察署は許春海個人に対し深刻な傷害を与え、日本社会の民主体制と国際化色に汚点をもたらした。今日、許博士は起訴に踏み切り巨大な圧力に直面しているが、我々は彼の勇気に感心し、全力を尽くして彼を支持する。我々は、日本の社会に、迅速にこのような錯誤行為を是正し、外国人への一切の蔑視と不公平行為を停止するように呼びかける。
最新ニュースによると、東京入管は5月24日、許春海の合理的な在留期間延長申請への署名を拒否した。当事者は今回の事件と関係があると思っている