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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20040527k0000m030022000c.html
【ワシントン和田浩明】26日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、イラクとアフガニスタンでの米軍による拘束者の虐待が、米ブッシュ政権のこれまでの説明より広範囲に及んでいることを示す米陸軍犯罪捜査局の内部文書を入手したと報じた。
同文書は5日付で、拘束者の死亡・虐待事件に関する米軍の捜査の概略を示している。これまで表面化していなかった部隊の行為も捜査対象になっているという。
同紙によると、米軍捜査官が特に注目しているのは、アフガニスタンで発生した2件の殺人事件。いずれも02年12月に東部バグラムの米軍施設で起きた。捜査対象は、ノースカロライナ州フォート・ブラッグ基地所属の第519情報大隊A中隊と、オハイオ州の陸軍予備役部隊の関係者。内部文書は「収容者の暴行や虐待にたびたび関与した」と指摘している。
同中隊は後に、米兵による拘束者虐待が発覚したイラクのアブグレイブ刑務所に配置換えになり、昨年秋には所属兵士3人が女性囚人を脅したとして降格・罰金処分を受けた。
カリフォルニア州兵の第223情報大隊は、昨年春にイラク中部のサマラで、10週間にわたり尋問中の拘束者を殴ったり窒息させたりしたという。
米国防総省の説明では、米中東軍が管轄するイラクとアフガニスタンで、02年12月以降33件37人の拘束者が米軍の管理下で死亡。このうち、8件の「殺人」を含む9件で捜査が継続している。
毎日新聞 2004年5月26日 18時47分