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(回答先: 日本民衆へのメッセ−ジ 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2004 年 5 月 24 日 13:13:18)
退避勧告より人道支援優先 木村牧師バグダッド再訪 聖職者トップと懇談 郡山さんらの礼状手渡す
戦争下のイラクに昨年三月「人間の盾」として滞在した牧師木村公一さん(56)=福岡県前原市=が、日本政府による退避勧告が出されている中、バグダッドを再訪したことが分かった。一週間の日程を終え十九日夕帰国した。日本人人質解放に尽力したイラク・イスラム聖職者協会の最高指導者に会い、人質だった二人の礼状を渡すとともに、自衛隊を派遣した日本政府を批判する共同文書もまとめたという。
退避勧告を無視した点について、木村さんは十分な安全策を取ったことを強調したうえで「状況が泥沼化する前に人道支援するため決断した」と話した。
木村さんによると、日本人の知人二人とともに十二日関西国際空港から出国、アンマン経由でイラク入りした。イラク人の非政府組織(NGO)の協力でイスラム教スンニ派系組織である聖職者協会トップのハリツ・アルダリ議長とバグダッド郊外で面会。フォトジャーナリスト郡山総一郎さん(32)=宮崎県佐土原町出身=と、フリーライター今井紀明さん(18)=札幌市在住=の直筆の礼状を届けた。アルダリ氏は「日本の民間人と直接意見を交わしたのは初めてだ」と言い、アラビア語の通訳を介して約一時間懇談した。
木村さんらはまた、医療機関などを回り薬品や資金を寄付した。
渡航に際し、木村さんらは、武装勢力に拘束された場合に備えて「私たちは敵ではなくイラク民衆のために来た」というメッセージをアラビア語などで書いた書簡を携帯。万が一人質となった場合でも、日本政府に救出を求める意思はなく、民間人の人脈を生かした支援網を活用するつもりだったという。出国直前に、渡航情報をキャッチした日本の外務省から確認の電話があったが、「アンマンに行く」としか答えなかった。
対話の中でアルダリ氏は、人質事件について「民衆を支援するためイラク入りした日本人を日本政府が批判したことは遺憾」と発言。共同文書には(1)日本とイラク民衆の友好関係の確認(2)占領政策に加担する日本政府への批判―など四項目を盛り込んだという。
(西日本新聞)
[5月20日14時48分更新]
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040520/news011.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040520-00000073-nnp-kyu