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「リビア、アラブ連盟脱退か」「ラファーで武器搬入用のトンネル発見」(エル・ムンド)
5月22日のエル・ムンド紙(電子版)からです。今日のスペインは、この時期にしては珍しい雨の中で行なわれたスペイン皇太子フェリーペの結婚式で、テレビも新聞も大半が埋められました。マドリッドやバルセロナでは「王族は要らない」と主張する団体によるデモやこの結婚式を茶化した寸劇なども行なわれました。
(スペイン王室の結婚式に関して、次の投稿もご覧ください。:空耳版)
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http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/722.html
日時 2004 年 5 月 23 日 04:47:07
国家と情報の結婚
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ただ、新聞には以下のような記事もありましたので、日本語訳してお知らせします。
●『カダフィ、アラブ連盟首脳会議からのリビアの撤退を通告』(全訳)
(チュネス)
リビアの指導者、ムアマール・カダフィは、アラブ連盟首脳会議を退席し部屋から出て行ったすぐ後に、この集まりの果たす役割についての意見の不一致から、リビアが連盟から撤退することを宣言した。同時に、アラブ連盟の事務総長アムル・ムサの最初の演説に怒りながら、同国の政治責任者にこの組織を脱退することを電話で話した。
退席後の記者会見で、カダフィは「この日の会議の作業手順に賛成できないから退席を決意した。」と語った。そして、アラブ連盟を信じ続けることに忠実である必要は無く、チュニジア大統領ジネ・エル・アビディン・ベン・アリに対し「謝罪する理由は無い」という彼の意志に従った、と続けた。
このアラブのリーダーは、連盟の事務総長アムル・ムサの行なった演説に抗議して、アラブ連盟の首脳会議を開催している部屋から出て行くという出来事で注目を浴びた。ムサは、連盟への賞賛を贈るために、アラブ世界の防衛の手段としてこの連盟を守る必要があることを強調しながら、この会議の前半部での発言者の順序に割って入ったのだ。そして、「あたかも我々すべてが悪いことが原因であるかのように、我々の組織を脱退しようとする声があるが、これは筋が通らない。」と警告しながら、リビアがこの連盟から抜け出ようとする意志のあることを厳しく非難した。
この演説が半分も来ないうちに、カダフィはイスから立ち上がり会議場から出て、チュネス近郊の、典型的なベドゥインのテントが建ててある小宮殿の自分の住居に移った。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/22/internacional/1085235570.html
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これがどんな意味を持っているのか、ちょっと判断がつきかねるのですが、要するに欧米勢力とアラブ世界の力量の差を痛感して、いつまでも空虚な「アラブの大義」に縛られるこの連盟に嫌気がさしたのでしょうか。
●『イスラエル、ラファーで武器搬入用のトンネルを発見』(要約)
(エルサレム)
イスラエルの軍首脳のモシェ・ヤアロンは、イスラエルはラファー地区でいまだ展開中の軍事作戦中に、エジプトからガザ地区に武器を搬入する際に使われたトンネルを発見した、と表明し、もっと多くのトンネルが発見されると予想した。この武器の搬入についてはイスラエルの新聞「ハアレツ」のインターネット版が伝えていた。ヤアロンはエジプトが武器の流入を止める努力をしていないことを非難した。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/22/internacional/1085199589.html
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一方エル・ムンドは、イスラエルのラファー地区での戦闘で、新たに3歳の女の子が死亡したことを、大きな見出しで伝えています。ブルドーザーで住居をぶち壊し、住む家を奪って医療も教育も受けさせない、彼らはどんな「最終処分」を準備しているのでしょうか。デタラメの「ホロコースト」を売り物にして世界を支配し、本物のホロコーストを実現しようとするこの醜い「被差別民族」の蛮行は、いつになったら止むのでしょうか。