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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040522-00000034-mai-int
【ワシントン和田浩明】21日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、イラクのアブグレイブ刑務所での虐待事件で、米軍捜査官が収容者から聴取した証言の詳細などを掲載した。証言によると、米兵はイスラム教の断食月間「ラマダン」の最中も暴行や性的虐待を行い、収容者にイスラム教を批判するよう要求したり、宗教上飲食が禁じられている豚肉や酒を無理やり口に押し込んだりしたという。
証言は13人の収容者のもので、合計65ページに及ぶという。いずれも同刑務所の「1A」棟で起きた虐待に言及している。米軍によると、多くは昨年10〜12月に発生した。
収容者の一人は「よつんばいになって犬のようにほえさせられた。拒否すると顔や胸をひどく殴られた」と説明。別の収容者は「背中に女性の絵を描かれ、屈辱的な姿勢を取らされた」と述べた。さらに別の収容者は、米陸軍の通訳が少年を性的に暴行し、その模様を女性兵士が撮影している現場も目撃したという。
米兵らは「お前の妻を暴行してやる」「ここから出るときは五体満足じゃなくなってるぞ」といった脅迫も行った。
証言した収容者のうち8人が、虐待を行った米兵としてチャールズ・グレイナー技術兵(35)を名指しした。(毎日新聞)
[5月21日19時47分更新]