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イラク情勢ニュース 2004年5月20日 木曜日
[飛耳長目録]
☆イラク西部で米軍、結婚式に集まった40人を殺害
米CBSニュース 5月19日 ほか
☆アメリカに広がる占領失敗の不安/議会に反映
ワシントン・ポスト 5月19日 英字報道から訳
・イラク人虐待: スピード審理の軍法会議 真相究明に疑問符
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☆★Iraqis: U.S. Kills 40 At Wedding
結婚式に集まった40人を米軍が殺害
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米CBSニュース 5月19日 英字報道から抜粋・訳
http://www.globalsecurity.org/intell/library/reports/2004/800-mp-bde.htm
CBS/AP 19日、イラク西部で米軍ヘリが結婚式を銃撃し、40
人以上を殺害した−−イラク高官が話した。しかし米軍は、攻撃は
シリア国境近くで外国人戦士の隠れ家に対するものだったと言った。
APテレビニュース(APTN)では、血まみれになった遺体を積んだト
ラック映された。多くは毛布でくるまれていた。子どもの遺体もあり、
そのうちの1体は首がなかった。
結婚式への攻撃はシリアおよびヨルダン国境に近い砂漠地帯で発
生した。放映されたインタビューで、イラク人は結婚式の伝統的な祝
いとして空に向けて銃が撃たれたと語った。 (訳注:地図あり)
APTNのビデオにはラマディの広い砂地地帯にシャベルを持って
穴を掘る追悼者の姿が映っている。ラマディはこの地域の州都であ
り、死体はここで死亡証明書を受け取ることになる。男たちのグルー
プが、身をかがめて一つの棺の周りで涙を流していた。
医師のアル・アニは、結婚式に集まっていた村人が空にむけて銃
を撃ち、アメリカ軍がやってきたが立ち去ったと話した。しかし、その
後、米軍ヘリが到着し、地域一帯を攻撃したとアル・アニは言った。
二つの家屋が破壊された。
「これは結婚式だった。米軍機が来て家にいた人々を攻撃した。こ
れがブッシュの提供するという民主主義と自由なのか?」−−ビデオ
に映っていた男性ダハム・ハラジが訴えた。 「なにも根拠がない」。
テープに映った別の男は、名前を告げるのを拒んだが、犠牲者は
結婚式に出席していたと述べ、「米軍機が来て家にいた者を無差別
に殺し始めた」と話した。
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●イラク: 米軍誤爆か、結婚式の40人以上死亡
毎日新聞 5月20日 10:52
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040520k0000e030027000c.html
【バグダッド山科武司】イラク駐留米軍は19日、シリア国境から25
キロのカイム付近の村で外国人武装勢力が集まっているとみられる
アジトを空爆し、約40人を殺害したと発表した。だが、アラブ首長国
連邦の衛星テレビ「アルアラビーヤ」は、結婚を祝っていた村民が攻
撃されて少なくとも41人が死亡したと報じており、誤爆の疑いがあ
る。収容者虐待事件に批判が強まる中、アラブでの反米感情が一層
高まることは必至だ。
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☆★ダメージ対策をとるなかで、ウォルフォビッツが誤り認める
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●U.S. Faces Growing Fears of Failure
イラク占領: アメリカは失敗の不安増大に直面
ワシントン・ポスト 5月19日 水曜
By Robin Wright and Thomas E. Ricks (ポスト記者)
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A37745-2004May18.html
ブッシュ政府は、イラク占領が失敗の瀬戸際にあるという感情が大
きくなりつつあることへの対処に苦しんでいる。その感情は米国議
会、イラク国民とその当局者のなかにもあり、ペンタゴン高官にこの
1年の深刻な失策を認めるよう迫っている。
上院外交委員会から厳しく追及されて、イラク侵略の主唱者ウォル
フォビッツ国防副長官はイラク人が長期占領に甘んじるだろだろうと
いうのは誤算だったと認めた。彼はさらに、計画の中心的な欠陥は
サダム・フセイン打倒後には米軍は戦闘ではなく平和の創出を前提
としていたことだと補足した。
「われわれが予測した計画では、イラク人の忍耐期間よりも長期に
占領体制を続けることができると考えていた。われわれの計画では
基本的にわれわれが直面した状況よりももっと安定した治安状況に
なるだろうと想定していた」−−ウォルフォビッツは上院で証言した。
怒気をはらんだ公聴会は、イラク人に政治権力を移譲するまでわ
ずか6週間しかないことに、不安が増大していることを反映するもの
となった。
今ではアメリカはダメージ対策に引きずり込まれて、議員たちは1
年前に大きな望みを持って占領を開始したとき以上に、イラクの将
来への不確実さが大きくなっていると指摘した。ダメージ対策という
のは、治安問題への格闘とアブグレイブ刑務所問題での責任のなす
りあい、バグダッドに暫定政府を作る第三の試み−−のことである。
上院議員数人のコメントを反映させつつ、クリストファーJ.ドッド(民
主党、コネティカット州)は警告した−−「事態がどう進むのか? 大
詰めは? われわれは最終目標の一部でも達成することになるの
かどうか? これらを大変心配している人々が全国に数多くいる。そ
して、もしわれわれがこうした終盤に慎重でなければ、実際に事態を
悪化させかねないという不安が大きくなっている」。
ブッシュ大統領は昨日、アメリカはイラクで「困難な仕事」に直面し
ており、それは「重大な瞬間に近づきつつある」と認めた。しかし彼は
イラクが「中東の真ん中で自由で民主的な国」となるのを助けるとい
う目標を揺るがせにしないと宣言した。
彼はアメリカ・イスラエル広報委員会で演説し、「私の決意は固まっ
ている」と述べた。「これは歴史的な瞬間だ。世界がわれわれの決意
の弱さを見つけようとしている。だが彼らはどんな弱点も発見できな
い。われわれはあらゆる挑戦に答えるだろう」。
しかし議員たちは、アメリカ主導の合同軍は今でも過渡期のため
の現実的な計画を持ちえておらず、失敗は高い代償を払うことにな
るという不安をもって、ウォルフォビッツに異を唱えた。
同委員会の委員長リチャードG・ルーガー(共和党、インディアナ
州)は指摘した−−「われわれは戦略を持っており、それを機能させ
ることを約束すると同盟国とイラク国民に示すために、詳細な計画が
必要である。もしわれわれがこれを明確に示せないならば、アメリカ
国民の支持を失い、イラク国民を幻滅させる危険がある」と。
ジョーゼフ・バイデン上院議員(民主党、デラウェア州)は、「治安の
欠如」と「合法性の欠如」という政府が作りだした二つの不利な条件
によって、イラクでのアメリカの成功は「妨げ」られてしまった、と指摘
した。
連邦議会における公然たる批判は、政治的な過渡期と治安の悪
化についてのイラク国民の不安と同様に、アメリカの外交委員会の
いたるところで表明されている不安が増していることを反映するもの
である。
アメリカの指揮する同盟は劇的にその目標を引き下げ、大中東構
想のモデルとなるべき安定して民主的な国を作るという以前の誓約
から、制限された政治主権を持ち13万人以上の外国の軍隊に頼り
きった暫定政府を6月30日までに急ごしらえすることに変わった。
イラク政策に関与しているアメリカのある高官は、「われわれは文
字通り新憲法が起草されるまで生き残ることのできる強くて権限を持
つ政府を目指している」と述べた。
イラク人政治家のトップ暗殺から著名な専門家とその子どもたちの
身代金目的の誘拐まで、不安定が増すにともなって、ブラヒミ国連特
使の交渉に近い筋のイラク人は今では次のように警告する−−信
用のある政治家と高級官僚はイラク暫定政府の仕事を引き受ける
気がしないでのはないか。
あるイラク人相談役はイラク統治評議会メンバーに、「良心ある者
は誰であれ、諸君が与えれてくれるのは不可能な仕事と見込みのな
い状況だけだと言うだろう」と話した。
アブ・グレイブでの拘留者虐待をめぐる危機は、国連と米国から指
名された暫定政府と話しあっても政治的な志(こころざし)を傷つける
だけだというイラク人の不安を生じさせ、政治的な過渡期をも複雑に
した。
軍の一部の将校は、6月30日までにイラクの主な危険地帯を取り
除くという当初目標を、今やワシントンが縮小させていることを心配
している。彼らは言った−−アメリカはファルージャで基本的に後退
し、スンニ派の都市の支配を元イラク軍将官に委ねた。彼はまさに
米軍の戦闘相手であるゲリラの一部を指揮することになった。これま
た、ご都合主義の名目で。
アメリカの戦略に精通しているある米軍高官は、匿名を条件にして
のみ話し、「われわれがしようとしているのは、みずからをファルー
ジャから救い出すことなんだ」と述べた。「イラクの転換を成功させる
ために、CPA占領当局とホワイトハウスによる圧倒的な圧力があ
り、イラク人は協力的でないと判っている」。
ウォルフォビッツは証言のなかで、イラクの動向について楽観論を
表明した。「われわれはいかなる意味においても、これがバラ色のシ
ナリオだとほのめかすつもりはないが、イラクはみずからの政府と防
衛力を持つ方向へ進んでおり、それが勝利のカギだとわれわれは考
えている」と彼は言った。
しかし、ウォルフォビッツは絶え間ない質問に応じて、アメリカがイラ
クの治安部隊をつくるのに「手間取り」、初期のバース党排除政策が
厳しすぎて、バース党員だった何千人ものバース党員を政治生活と政
府の職務から排除したと答えた。彼は他の欠点もあげたが、そのなか
にはフセインあるいは支持者の反発や彼らの作戦遂行能力、財政力
を過小評価したことが含まれた。
※ 訳注: イラク人の反発をフセイン支持者としか表現して
いないのは、米政府の見解を追認したもの。
ウォルフォビッツはまた、どれほどの米軍が今後18ヶ月、イラクに
駐留することになるかは判らないと答えた。ペンタゴンが2005年ま
でイラクに駐留させる計画だと言った13万5000人の規模より、
「もっと多くなるかもしれないし、少なくなるかもしれない」。そして彼
は、6月30日以後イラクがどうなるかという問題が定まったものでな
いことを認め、当局者は「誰がわれわれの相手役かが判りしだい」イ
ラクの主権をどのように機能させるかについて良い考えを持つであ
ろう、と補足した。
イラク問題でアメリカに最も近い同盟者であるイギリスでも、ストロ
ー外相がイラクの状況は合同軍が予測したよりもずっと窮地におち
いっていると認めた。
彼はBBC(イギリス放送会社)とのインタビューのなかで、「われわ
れが直面している困難は、9ヶ月前に合理的など仮定して状況よりも
広範囲におよんでいる」と語った。
(ルーシー・シャケルフォード研究員がこの記事に協力)
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●イラク人虐待: スピード審理の軍法会議 真相究明に疑問符
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毎日新聞 5月20日 20:19
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040520k0000m030170000c.html
19日、バグダッドで始まったイラク人収容者虐待事件の軍法会
議。次々とショッキングな虐待現場の写真が明るみになる中で、米
国の威信は地に落ち、イラク占領統治にも計り知れない打撃を与え
た事件の真相究明に世界は注目する。虐待事件は「一部兵士の
とっぴな行動」だったのか、それとも「組織的な犯罪」だったのか。こ
の日の審理はメディアに公開されたが、米兵を米軍が裁く展開に、イ
ラク人らの不満は強い。【バグダッド杉尾直哉、山科武司、ワシント
ン和田浩明】
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