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渦中の米が「世界人権報告」を公表
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye962547.html
世界の人権侵害状況に対するアメリカの取り組みを記した「世界人権報告」が、17日、公表されました。しかし、イラク人に対する虐待事件の余波が続くなか、人権活動団体からは冷ややかな声が出ています。
イラク人の子どもたちが笑いかける表紙の、人権侵害に関するアメリカの年次報告書は、実は先月末に公表されるはずでした。ところが折りもおり、イラクのアブグレイブ刑務所でのアメリカ兵による虐待事件が表面化したため、国務省は公表を延期せざるを得なくなった経緯があります。
「この数週間、イラクでのアメリカによる人権侵害の発覚で、我々の人権を守るという理想やその機関が動揺している」(アーミテージ国務副長官)
毎年、国務省は、2月と5月をメドに2回にわたり、世界各国の人権侵害状況を議会に報告しており、2月の国別人権報告書では、イラクの治安機関は恒常的・組織的に拘束者を拷問し、性的な虐待も繰り返していたと報告されていました。
ところが、自分の国の兵士がイラク人に対して同じようなことを行っていたことが明らかになり、とても公表できるような状況ではなくなった訳です。 アメリカ国内の人権団体からは、ブッシュ政権の偽善ぶりを示したものだとの批判が出ています。
「海外から聞こえてくる声はこうだ。『旧アブグレイブ刑務所でのおぞましい出来事で、アメリカの不完全さがわかった。が、それでも、アメリカに支援を望んでいる』と」(クレイナー国務次官補)
イラク人虐待に関わった兵士への軍法会議は19日に始まりますが、一部の不届きな兵士の行為とする軍当局と、上官の命令で行っただけとする兵士らの間には主張の大きな隔たりがあります。いずれにしても、軍法会議の行方次第では、来年の人権報告書の書かれ方が大きく見直される可能性もなお、残っています。(18日 11:45)