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自爆テロ?イラク統治評議長ら7人死亡 主権移譲妨害か
バグダッド中心部にある米英の暫定占領当局(CPA)本部近くで17日午前9時半(日本時間同日午後2時半)ごろ、イラク統治評議会のアブドルザフラ・ムハンマド議長(60)が乗った車の列に別の車が突っ込んで爆発が起き、駐留米軍によると議長ら7人が死亡、米兵2人を含む7人が負傷した。自爆テロと見られ、議長を狙った可能性が高い。議長は6月末を期限とするイラク側への主権移譲に向け、統治評のまとめ役としてブラヒミ国連事務総長特別顧問と交渉しており、主権移譲プロセスへの影響が懸念される。
統治評議会は同日、ガジ・ヤワル氏を後任に選出した。ヤワル氏は声明でテロを非難し、「自由と幸福への行進を妨げるものではない」と強調した。
現場はチグリス川西岸のCPA本部に接するアルハルフィア地区。議長はCPA本部近くの統治評の建物に向かっていたと見られる。目撃情報によると、議長の車列が米軍の検問所で止まり、検問を受けていた最中に爆発が起きたという。
アラビア語衛星テレビ局アルジャジーラによると、4台の車列のうち2台が大破し、その1台に議長が乗っていた。駐留米軍のキミット准将は17日の記者会見で、国際テロ組織アルカイダ幹部のザルカウィ氏が犯行にかかわったとの見方を示したが、具体的な証拠は示さなかった。
CPAが任命した統治評メンバーに対する殺害は、昨年9月にあったアキラ・ハシミ議員(女性)に続くもの。計画的な犯行と見られ、主権移譲と暫定政府樹立という政治プロセスを妨害する意図があると見られる。
統治評の議長職は、宗派や民族間の力の均衡を図るため、1カ月ごとの輪番制。ムハンマド議長はイスラム教シーア派で、旧フセイン政権時代の反体制政党だったアッダワ党のバスラ支部長から統治評に選出された。ブラヒミ氏とは12日に会談した。 (05/18 00:55)
http://www.asahi.com/international/update/0517/010.html