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2004年5月14日(金)「外務省報告書に新事実なし」 事件から5ヶ月半、外務省から日本人外交官殺害事件に関する報告書(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iraq/pdfs/jiken_js.pdf)が出された。まとめるに際してはあのイラクの環境下で上村臨時代理大使が調査を行い大変な苦労があったであろう。しかしながら報告書の内容はこれまでの事実関係や経緯をより丁寧にまとめたにすぎず、真相解明につながるような新しい事実の開示はなかった。
私から見れば、この報告書における外務省の目的は「犯人はテロリストで米軍の誤射説を否定する」ことにあったと言えよう。報告書のいたるところにそのことがちりばめてある。例えば運転手が豊富な運転経験で信頼が厚かったという理由に、「米軍車列を追い抜くような無理をしない運転」ということだけをあげていた。何故このことが「運転経験が豊富で信頼が厚い」ことにつながるのか。これをプラスに評価するということは、現地運転手の中に「米軍車列を追い抜くような無理な運転をする者」がいたということか。非常に意図的で唐突感がある。また都合の悪いことは省いており、犯人像も法的な手続きを経た供述からではなく、単なる目撃情報、聞き込み情報等に基づいた断定にすぎない。さらに報告書の内容はこれまで外務省が述べてきた点とも矛盾点が多い。
いずれにせよこの報告書について衆参の委員会で取り上げる予定であり、国会法に基づく国会議員の権利として、文書(質問主意書)による質問票を内閣に提出する予定である。真相解明はこれからが本番である。
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