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笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#6568 より転載
これは、5月7日付けのウォールストリートジャーナル紙のスクープだが、後に、赤十字国際委員会-ICRC-も記者会見し、この文書の存在を肯定した。
上記サイトがそうだが、ウォールストリートジャーナル紙は、会員制のため、やむなく、コピーさせていただいている。
報告書は、24ページにわたるもので、今年初頭にブッシュ政権に報告されていた。
内容は、次のようなものである。
虐待は、広範囲にわたり、行われており、あるケースでは、拷問同然のものであった。
その中には、裸で、独房に入れられていたケースや、あるケースでは、連合軍に鞭打たれ、死にいたったケース、監視塔から絶えず発砲され、死にいたったケース、ジュネーブ協定違反のケースなどが、報告されている。
赤十字国際委員会は、2003年3月から11月にかけて、この調査を行ったものだが、この報告では、情報機関の尋問においては、自白の強要と、情報収集のため、拷問同然の扱いがおこなわれていたとしている。
ウォールストリートジャーナルが゛今年の2月に、イラクの刑務所におけるイラク人の扱いについてレポートした節の政府関係者の説明としては、虐待は、禁止されており、あるとしても、それは、一握りの下級軍人によるものであるとの見解を出していた。
しかし、赤十字国際委員会の調査では、刑務所におけるイラク人の自由を奪う虐待のやり方は、限度を超えたものであり、これらは、軍によって、黙認されたものであったとしている。
国防省は、この報告書について論じないとする、赤十字国際委員会との密約があったとして、コメントを避けた。
一方、木曜日になって、赤十字国際委員会は、アブグレイブ刑務所で虐待があったことを認め、これらのスキャンダルがもれる前に、軍当局と、これらの刑務所の状況改善のための作業に着手していたと述べた。
赤十字国際委員会のスポークスマンであるNada Doumani氏は、「アメリカは、われわれの指摘を非常に真摯にとらえていた。」と、アンマンのAP通信のJordan氏に、報告書のコピーなしで、こう話している
。
金曜日になり、ウォールストリートジャーナル紙で、この報告書の記事に対する声明で、赤十字国際委員会のJakob Kellenberger氏は、この報告書が、赤十字国際委員会の同意なくして公表されたことについて、非常に困惑していると、述べた。
以下略