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「住友化学がサウジに世界最大級のプラント 数千億円投資」
住友化学工業は7日、サウジアラビアに現地国営企業と合弁で、石油精製・石油化学の一貫プラントを建設する方針を固めた。世界最大級の年産百数十万トン規模のエチレンプラントをはじめ、国際市場に輸出する石化製品を一貫して作る大規模コンビナートを建設する。投資額は日本の石化メーカーとしては過去最大の数千億円となる模様だ。イラク情勢の悪化やアジアでの需要急増で原油価格や石油製品価格が上昇する中、安定的に資源を確保する取り組みとして、経済産業省も歓迎しており、政府として後押しする構えだ。
世界最大の産油国であるサウジとの石油共同事業を巡っては、日本政府も支援した日本石油(現新日本石油)などによる石油精製プロジェクトが90年代前半に破談。日本最大の自主開発原油だったアラビア石油の採掘権も00年に失効するなど必ずしもうまくいっていない。産油国の強みを背景とするサウジ側の出す条件が厳しく、日本側の採算がとりにくい事情がある。
住友化学が今回、大規模事業に踏み出すのは、中国などでの需要が急増する中で最大産油国の安価な原料を安定確保するのが狙い。コスト面での国際競争力がつけば、欧米の巨大化学メーカーに劣勢だった供給力を一気に高めることが可能となる。
サウジの国営石油会社「サウジ・アラムコ」と9日に覚書を調印して詳細を発表。共同で近く企業化調査に着手する。完成するのは08年の見込み。建設予定地は紅海沿岸のラービグ。アラムコ社の製油所があり、精製プラントと石化製品の原料をつくるエチレンプラント、汎用(はんよう)樹脂のポリエチレン製造プラントなどを新設するとみられる。
日本の石化メーカーが国外にエチレンプラントを建設するのは、住友化学のシンガポールに次いで2例目で、中東では初めて。住友化学にとっては社運をかけた大事業となる。
中東での大規模プロジェクトでは、70年代の日本とイランの合弁会社、イラン・ジャパン石油化学(IJPC)が代表例。イラン国営石油化学会社と三井物産など三井グループが、中東最大の石油化学コンビナート建設を目指したが、イラン・イラク戦争の影響で経営難に陥り、未完成のまま終わっている。サウジアラビアへの投資では、三菱商事などが80年代に汎用樹脂の製造施設をつくった例がある。
国内コンビナートは基礎原料にナフサ(粗製ガソリン)を使っているが価格が安定せず、価格高騰に悩まされている。中東のプラントなら安価なエタンが原料として使える利点がある。 (05/08 06:55)
http://www.asahi.com/business/update/0508/005.html
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『「イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑」の「根拠」を検証するページ』を更新しました
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http://www.geocities.jp/iraq_peace_maker/index.html