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押し込み強盗
By StrangeLove
イラクのアブ・グレイブ刑務所で米英軍が拷問を繰り返されていると盛んに報道されている。こうした残虐行為が行われているとする話は去年のうちから流れていて、今年3月には人権擁護団体『アムネスティ・インターナショナル』が報告書の中で詳しく指摘していた。写真が外に漏れたことから騒ぎが大きくなったようにも見えるが、アメリカの主流派エリートが本当に怒り始めたことも関係しているかもしれない。
アメリカの戦争を考える場合、正規軍と特殊部隊/情報機関、ふたつの戦いがあることを忘れてはならない。ベトナム戦争で特殊部隊/情報機関が爆弾テロや村民皆殺し作戦を展開したことは有名な話。イラクの掃討作戦をこのコンビが行う以上、似たようなことをすると多くの人が予想したはずだ。しかも、今回はイスラエル軍が訓練を行ったとされている。この軍隊が多くのパレスチナ人を虐殺してきたことも有名な話。刑務所での拷問のひどさも指摘されている。今回の話でも情報機関の役割が指摘されているが、当然だろう。
ただ、情報機関といっても情報の収集、分析を行っている人たちではない。破壊工作部隊(要するにテロ部隊)の人脈に属するグループである。ベトナム戦争時代の秘密工作やイラン・コントラ事件に関係した人たちとも言える。
ベトナム戦争で皆殺し作戦を実行していた人たちは、共同体を破壊することで人と人とのつながりを断ち切り、絶望感を植え付けることで抵抗する気力を奪うつもりだったとされている。イラクでも同じようなことをやっている気がする。
ところで、イラク攻撃前、アメリカでは古美術の輸入規制を緩和しようとする動きがあった。その直後にヨーロッパなどの美術関係者が激しく批判している。アメリカがメソポタミア文明の遺産を盗もうとしていると感じたのである。
こうした批判が少しはブレーキになったようだが、それでも多くの歴史的遺物が行方不明のままである。さらに、戦争で軍需産業は儲かり、イスラエルは最大のライバルを叩きのめすことに成功した。米英軍が行っていることは押し込み強盗と大差はない。押し込み強盗が住人に残虐なことをしたとしても驚きではない。日本政府はその押し込み強盗の手先になっている、少なくともそう見られていることも忘れてはならない。
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