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「ブッシュ、アラブのTVで、拷問事件の苦しい言い訳」(エル・ペイオディコ):その他のニュース
スペインのエル・ペイオディコ、およびエル・ムンド紙(電子版)からです。見出しと簡単な内容だけ。
●『ブッシュ、アラブのTVで、拷問事件の苦しい言い訳』
MERCEDES HERVÁS ニューヨーク
米国大統領ブッシュは、米兵によるイラク人捕虜に対する恐ろしい拷問の写真が世界に公表されたことに関して、アメリカが資本を出しているイラクのテレビ局アル・フーラで次のように弁明した。「アブ・グライブの刑務所で起こったことは私が知っているアメリカを代表していない。アメリカはイラクに自由と富と名誉をもたらすために派兵したし、それは毎日イラク人を援助している。我々はこのような虐待を許さない。民主主義は過ちを犯すこともあるがしかし民主主義はその過ちを捜査し裁判にかけることを、イラク人たちが知ることが大切だ。」ブッシュは「アメリカ人も(イラク人と同様に)怒っている」と強調し、ラムズフェルド国防相に「真実を究明しイラクと世界に知らせるよう」命令したと説明した。そしてイラクだけではなくアフガニスタンでも拷問事件の捜査をしていることを述べた。
ブッシュはまた昨日、ドゥバイのテレビ、アル・アラビーヤ放送で、イラク人虐待がアラブ世界を怒らせ米軍の行為はサダム・フセインと一緒だと非難していることについて、「独裁者はこのような疑問に答えることは無い」と(アメリカを)弁護した。
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=115888&idseccio_PK=7&h=040506
なるほど!「民主主義は過ちを犯すがその過ちを捜査し裁判にかける」ねえ。じゃあ、ウソ、デタラメな根拠で他国を侵略した「過ち」の捜査と裁判はいつやるのかネ? さらに、今回バレた(ばらされた?)拷問事件の捜査と裁判は、本来ならイラク人がやるべきじゃないのかな? それが民主主義じゃないのかな? さらに、こんな「言い訳」をするだけフセインよりはマシだ、だってよ。こんな言い訳にもならないたわごとを言ったら、ますます「民主主義不信」が広がるだけじゃないのかね。なあ、お猿さん。イラク人は思考停止のお人好し日本人と違って、舌先三寸でごまかせる国民じゃないと思うよ。世界オンチが!世界をなめるんじゃねえよ。
次は、エル・ムンド紙(電子版)からですが、すぐに日本でも報道されるでしょうから、簡単に紹介しておきます。
●『バグダッドの同盟軍本部付近で爆発。6名が死亡。』
バグダッド
イラク同盟軍本部の入り口付近で、自動車爆弾と思われる爆発が原因で、一つの橋と多くの自動車が大きな爆発にまきこまれた。米軍のスポークスマンによると、米兵1名が死亡し6名が負傷、また5名のイラク人が死亡した。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/06/internacional/1083817406.html
●『新聞ワシントンポストが新たにイラクの刑務所での虐待写真を公表』
ロイター配信:ワシントン
ワシントンポスト紙は、本日新たに、アブ・グライブ刑務所でのイラクでの米兵による虐待を示す一連の写真を公表した。昨日、大統領ブッシュがアラブのテレビ放送の中で、イラク人に対して、この虐待が「アメリカを代表しているのではない」ことを理解するように求めたばかりだった。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/06/internacional/1083823299.html
エル・ムンド紙には1枚だけ、裸で傷だらけに見える一人のイラク人が床の上に横たわり、その首に紐をつけて、ちょうど犬を引っ張るように、一人のアメリカ兵が紐の一端を握っている写真が紹介されています。
おそらくワシントンポストに接続すれば、あるいは他の方法で見ることができると思いますし、阿修羅用に写真を資料にすることもできるでしょう。ただこれは他の方にお任せします。
3.11関連ですが、
●『3.11関連で収監中の15名のうち、3名を釈放』
3.11爆破事件を捜査中の大法院判事フアン・デル・オルモは、収監中の15名の容疑者のうち3名(Naima Oulad Akcha、 Faisal Allouch 、 Abdelouahid Berrak)を釈放した。ただし、残りの12名のうち、直接事件に関わったと見られるものは5名だけで、後の7名は爆発物の窃盗を手助けしたスペイン人、首謀者「エル・チノ」のいとこで爆発物を入手したと思われるモロッコ人、資金稼ぎのための麻薬密輸のグループである。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/05/espana/1083756805.html
釈放された者たちの逮捕容疑も、「その家が犯人たちの会議に使われたかもしれない」という程度の、実にいいかげんなものです。爆発物の「入手」にしても、スペインでは昔からダイナマイトなどの窃盗が多く発生しており、そのほとんどがモロッコなどの北アフリカに運ばれて現地で売られている、要するに、麻薬と並んで、モロッコマフィアやスペイン人のチンピラの資金稼ぎ名のです。叩けばほこりの出る、本当のことは言いにくいような者はいくらでもいるわけで、「真相」をカモフラージュするために、そんな連中を狙い撃ちして逮捕した感があります。
●『社会労働者党と国民党が、協力して3.11の調査へ』
与党である社労党と前与党の国民党は、爆破事件の前提からその後の展開、3.11爆破事件から3.14総選挙までの期間の出来事などを明らかにするための議会内の委員会を設置することに決めた。
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=6&idioma=CAS&idnoticia_PK=115722&idseccio_PK=602&h=
これは国民党のほうが申し込んだのですが、彼らとしては、「ETA首謀者説」にこだわった釈明と国民党本部前での違法デモについてなどを明らかにしたい様子です。しかし社労党の切り方一つでは、逆に国民党にとっては命取りになりかねないかもしれませんが。ただ、3.11の背景を探る上で参考にはなるでしょう。どんな「ビックリ」が暴露されるか注目したいところです。