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http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/05/post_1.html
05/05/2004
ディズニーがマイケル・ムーア新作の配給を妨害
http://www.nytimes.com/2004/05/05/national/05DISN.html?ex=1084334400&en=89983012bdce5ec0&ei=5062&partner=GOOGLE">ニューヨークタイムズ2004/05/05付記事より。以下に記事の一部を翻訳し引用する。
ウォルト・ディズニー社は、その子会社であるミラマックス社の映画配給部門に対して、辛辣なブッシュ批判を展開しているマイケル・ムーア監督の新作ドキュメンタリー「Fahrenheit 911」の配給を阻止するつもりであることを、ディズニー社とミラマックス社の重役が明らかにした。
「http://www.michaelmoore.com/special/f911-screenshots.php">Fahrenheit 911(華氏911)」は、ブッシュ氏とサウジ王族の関係、オサマ・ビン・ラディンとの関係を描き、ブッシュ氏の911テロ前後の対応を批判する内容となっている。
10年以上前にミラマックス社を買収したディズニー社は、ミラマックス社の配給作品とレイティングに関して決定権を握っている。
昨春にムーア作品への主要投資企業となっていたミラマックス社重役達の話では、今回のケースはいつもあるような、映画作品に口をつっこむような類のことではないとしている。妥協案が提示されなければ、この件は調停裁判に持ち込まれることになるが、両社首脳ともにそれを望んでいないとも話している。
ミラマックス社広報のマシュー・ヒルツニック氏は、今回のプレスリリースの中で、「この件ではディズニー社と協議中であり、なんとか穏便に事態を収拾すべくあらゆるオプションを考えている」と説明している。
しかしディズニー社重役達の話では、ミラマックス社にムーア作品の北米での配給を許可するつもりは全くないとのこと。海外での配給に関しては、すでに数社に権利を販売済みであるという。
「2003年5月の時点で、我々はすでにムーア監督のエージェントとミラマックス社に、作品配給の予定がないことを説明している」ディズニー社の広報担当官、ゼニア・ムッカ氏はそう話している。「決定を変えるつもりはない」
昨年5月に、メル・ギブソンのアイコンプロダクション社が出資を降りてから、ミラマックス社がムーア作品への出資決定を報じると、ディズニー社は保守層から強い批判にさらされてきた。
ムーア氏のエージェントであるアリ・マニュエル氏によれば、ディズニー社CEOのマイケル・アイスナーはマニュエル氏に、昨春、ミラマックス社との関係を取りやめるように依頼されていたという。マニュエル氏の話では、アイスナー氏はフロリダにある巨大テーマパーク、ディズニーランドの各種税金を巡り、フロリダ州知事のジェブ・ブッシュに大きな便宜を図ってもらっている件が危険に晒される可能性を危惧しているとのこと。
「マイケル・アイスナーは、この作品をhttp://www.imdb.com/name/nm0005544/">ハーベイ・ウェインスタイン(訳注:著名なプロデューサー)に売るなと私に懇願していた。もちろんそんな頼みを聞くつもりはありません」マニュエル氏は話した。「アイスナー氏は、ディズニー社の税金面での優遇について明示し、それがミラマックス社に作品を販売することを止めさせる動機だと話していた。彼はディズニー社をこの件に巻き込みたくなかったんです」
ディズニー社重役側はマニュエル氏の批判を否定したが、ミラマックス社とマニュエル氏に、取引に関して不満であることを明らかにしている。
ディズニー社上級役員の話によれば、同社はミラマックス社が社の意向に反する作品の配給をすることに対して、決定を無効にする権利を有するとのこと。同役員の話では、ムーア氏の作品について、ディズニー社と米政府とのビジネス契約に関する意向に反するのではなくて、あらゆる政治的意向を持つファミリーの要求を満たすというディズニー社の意向に背いているのであり、(リリース日が未定となった)ムーア氏の作品は多くの面で政治的孤立を招くとしている。
「高い緊張状態にある政策論争に巻き込まれることは、メジャーな企業にとって利益にならない」同重役は語った。
ミラマックス社は、北米での作品配給に関して他の企業を探すことになるが、そうした取引は利益低下を招き、民主党への巨額寄付者であるハーベイ・ウェインスタイン氏にとって打撃になる可能性がある。
今月にカンヌ映画祭への作品出品が決定しているムーア氏は、火曜日のインタビューにおいてディズニー社の決定を批判し、「然るべき質問をしてみよう。“自由で開かれた社会にあって、一般市民が観ることを許されている情報に対して、お金持ちの投資家が基本的な支配権を握るということがあっていいのか?”」
(以下略)
ちなみにムーアの新作タイトルはhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=4476">フランソワ・トリュフォー作品の巧みなパロディになっている。
阿修羅内参照投稿:
・http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/1294.html">映画監督マイケル=ムーア日本語公式サイトが更新「深々と頭を……。」
・http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/731.html">マイケル・ムーア・イン・カンヌ 新作911ものドキュメント、カンヌに進出!