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(回答先: NYタイムス記事に対する在NY日本総領事館からの釈明 投稿者 midori@uk 日時 2004 年 5 月 02 日 04:38:37)
編集長へ
4月23日一面の記事、「日本人人質、イラクでの拘束から解放されるも、さらなる苦悩が」に対して
日本人が捕らえられたときの日本の対応は、迅速かつ万般のご理解をいただけるものでした。日本政府は、この緊急事態に取り組むべくただちに内閣レベルの特別本部を設置いたしました。日本国民は、人質の安全な帰国を心から願っておりました。人質の苦境に対する否定的な反応はどれもひじょうに遺憾なことでありました。
------改作;
そのときの日本政府の対応は、人質の生命の危険に顧慮することなく、直ちに犯人の要求を拒否するもので、被害者の家族はもちろん、心ある国民の多くを失望させるものでした。日本政府は、この事態に取り組むべく、まず人質らの素性を徹底的に調査し、反日的分子であることを確認、そういう連中のことなら、いっぱいやった後で対策を考えれば十分との態度で、しかるべく措置をとりました。日本国民は、人質の安全と帰国を心から願っておりましたが、日本政府は、人質らは、政府の言うことを日ごろから無視する連中で、今回も多大の厄介を政府にかけた物と苦々しく思いました。人質の苦境は、これは自らが招いた、自業自得のもので、同情に値しないものと考えました。
-----------改作終わり
貴紙の記事は、日本では「旅行者は安全確保のため、あるいは問題が起きたときに政府からいかなる助力も期待すべきではないのだ」と述べています。しかし、日本政府が国民の安全確保のため断固として行動したことは、今回の事件ではっきりと示されています。
-------貴紙の今回の指摘は、日本政府の態度を的確に指摘するもので、繰り返すと、
反政府的言動を取るものは、自己責任を十分に取らせるのが、日本政府の態度です。
日本政府は、今回の事件でも、この原則をだんことして示し、行動しました。
-------改作終わり
日本人がイラクで捕らえられれば、その善意にも関わらず、自分たち自身と家族をひじょうな窮地に陥らせることになります。さいわい、拉致集団の要求に屈することなく、人質を無事に取り戻すことができました。強調しておきたいことは、この事件が、イラクでの人道・復興支援に取り組む日本政府の決意を揺るがせるものではないということです。
-------改作;
反政府的日本人がイラクで捉えられると、その善意はどうでもよく、結果として、日本政府を窮地に陥れ、多大の迷惑をかけるのです。さいわい、政府は、当初から拉致集団の要求を拒否しており、この立場を貫くことが出来ました。協調しておきますが、反政府的日本人の生命の危険がどうであれ、イラクの人道・復興支援に取り組む日本政府の決意は決してゆるがせることは出来ませんぞ。
-------改作終わり
越川和彦
在ニューヨーク日本総領事館広報センター所長
2004年4月29日 ニューヨークにて