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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000013-yom-int
【カイロ=柳沢亨之】イラク駐留米軍は3日、米兵がイラク人拘束者を虐待したとされる問題に関連し、イラク国内で刑務所を監督する立場の米陸軍の高級将校ら6人に懲戒処分を、もう1人に訓戒処分を下したことを明らかにした。
懲戒は軍規で最高度の処分で昇進が不可能となるため、6人は事実上、除隊処分となる見通しだという。
処分は、バグダッド郊外のアブグレイブ刑務所で、昨年11月から12月にかけて捕虜約20人に対して行われたとされる虐待に対するもの。処分された中にはイラク国内の刑務所担当トップだったジャニス・カルピンスキー准将も含まれるが、米軍は7人の氏名や階級、さらに具体的な関与を公表していない。
米軍はこのほかにも、虐待に直接かかわった看守6人をすでに訴追、さらに同4人を調査中で、拘束者の事情聴取を担当した米兵や米中央情報局(CIA)、民間人まで捜査対象を広げているという。
イラク駐留米軍のキミット准将は3日、米CBSテレビの番組で、「捜査は非常に広範囲かつ包括的なものになっている」と述べ、徹底的に捜査を行うことを約束した。
イラク人拘束者の虐待は今年1月に米軍内部の告発で捜査が始まったが、米英メディアが最近、米英兵による虐待の写真を報道したことで一気に表面化した。虐待がフセイン政権による人権侵害の象徴的な場所だったアブグレイブ刑務所で行われ、拘束者への性的虐待も含まれたことから、イラク人やアラブ諸国の間で米国批判が高まっている。(読売新聞)
[5月4日1時0分更新]