現在地 HOME > 掲示板 > 戦争54 > 518.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040503k0000e030023000c.html
イスラエルのシャロン首相が打ち出した、和平交渉によらないガザ地区撤退など一方的な対パレスチナ政策の是非を問う右派与党リクードの党員投票は3日未明(日本時間同午前)開票作業が終了、反対票が約60%と過半数を占めた。
投票率は約40%と低調。結果は首相の行動を制約しないが、自らが党首を務めるリクード内での支持が得られず、一方的政策は早くも大きな障害に直面することになった。
政策撤回や首相辞任を求める声が高まる可能性もあるが、首相は「結果は真摯(しんし)に受け止めるが、政策は続ける」との声明を出し、辞任する考えのないことを強調した。首相周辺はあらためて国民投票を実施することもあり得るとしている。
リクード党員の大半を占め130に上る入植地の大半が撤去されるのを懸念し、首相の政策に反対していた。
投票日の2日にはガザ地区中部でユダヤ人入植者の母子5人が射殺される事件も起き、強硬派の態度はさらに硬化したとみられる。
一方的政策を推進する中でシャロン首相は、ガザ地区のユダヤ人入植地全廃と引き換えに、西岸の入植地に関しては一部維持を明言。パレスチナ側は「ガザ撤退が新和平案(ロードマップ)の一部であるべきだ」と反発し、ガザ、西岸からの全面撤退を要求している。
首相が2月に政策を明らかにした直後に実施された世論調査では、約60%が支持していた。(エルサレム共同)
毎日新聞 2004年5月3日 12時44分