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Abu Graibは、「アブグレイブ・アブグライブ・アブガリブ・アブーグライブ」などの日本語表記がある。
これで検索してみよう。
<イラク人虐待>奨励する米軍内部報告書が存在 米誌報道(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000079-mai-int
ここにでてくる第372陸軍憲兵中隊とは、ワシントンDCを根拠地とし、2001年の9・11テロでは、現場付近での検問などの対応を行ったようだ。
372nd Military Police Battalion
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/372mp.htm
また、372nd Military Police Companyで検索すると多数の記事が確認できる。ましてや、Abu Graibを加えれば、ズバリ今回の虐待事件の記事。
しかし、虐待の首謀者だというジャニス・カルピンスキ准将Janis Karpinskiは、第800憲兵旅団の司令官をつとめていた。
http://search.yahoo.com/search?p=Janis+Karpinski&fr=fp-pull-web-t&n=20&fl=0&x=wrt
第800憲兵旅団とは、湾岸戦争の「砂の嵐」作戦に参加した著名旅団。
800th Military Police Brigade
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/800mp-bde.htm
もう少し、Abu Graibアブガリブ関連の記事を検索してみよう。
Abu Graibアブガリブには、特殊部隊が2002年の夏以降から潜入していたとの情報がある。
◆米特殊部隊 昨夏からイラク潜入 住民の協力得て情報収集
【ワシントン=近藤豊和】米中央軍は二十八日、米特殊部隊が八カ月以上前の昨夏からバグダッド近郊の国際空港北方にあるアブガリブに潜入し地元住民などの協力を得て秘密活動を展開していたことを公式に初めて明らかにした。
中央軍の発表文などによると、潜入していたのは陸軍特殊部隊軍団の第五特殊部隊軍の通称「グリーンベレー」と呼ばれる特殊部隊員の大尉を指揮官とするメンバーで、フセイン政権に反感を強めていた地元住民の長老らの協力を得て情報収集などを極秘裏に行っていた。
特殊部隊員と地元住民らの友好関係構築でその後の米軍地上部隊の進駐が良好材料となって、アブガリブでは先週米軍の協力を得て、初めての自由選挙で自治体議会のメンバーが選ばれている。特殊部隊のアブガリブへの潜入は、この自由選挙を伝える発表文の中で触れられていた。
対イラク戦開始前から米特殊部隊がイラク各地に潜入していたと指摘されてきたが、バグダッド近郊で昨年夏からすでに活動を開始していたことは、ブッシュ大統領が昨年九月に国連で「イラクへの軍事行動は不可避」との見解を示した演説以前にすでに実質的な作戦準備に入っていたことをうかがわせている。
[産経新聞2003年4月30日(水)]
特殊部隊は、イラク全土で一万人投入されたという。
◆米特殊部隊、深く潜入 イラク国内に1万人を投入 停電中、偵察活動
【ワシントン=柴田岳】首都バグダッド制圧へ攻勢をかける米軍の軍事作戦を支えるのが、イラク国内に約一万人投入されている特殊部隊の活躍だ。バグダッド攻略の市街戦でも、偵察や急襲を得意とする特殊部隊と陸海空の重火器部隊との連携が成否のカギを握りそうだ。
イラク時間五日に米陸軍は電撃的にバグダッドに進撃したが、その直前にも特殊部隊の「影」は見えた。
三日夜、米英軍の大規模空爆の直後にバグダッド市内は全域が停電。米軍当局者は英メディアに対し、「闇夜」に紛れて米陸軍特殊部隊デルタフォースと英特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)の数十人が同市内に潜入し、共和国防衛隊の配置や軍事拠点の確認などの偵察活動を行ったことを明らかにした。
「特殊部隊」は、戦車や戦闘機など重火器装備を操る主力部隊と異なり、偵察活動や破壊工作、対ゲリラ戦に専従する精鋭兵士の集まり。米陸軍のレンジャー、デルタフォース、グリーンベレーの各部隊や、米海軍のシール、英陸軍のSASなどが有名だ。
ラムズフェルド国防長官は二〇〇一年の就任当初から、テロリストなど冷戦後の新たな脅威に対抗する「軍改革」の柱として、特殊部隊の強化を主張。国防総省は二〇〇四会計年度の国防予算では、対テロ戦争に従事する特殊作戦軍の予算を十五億ドル増額した。アフガニスタン戦争では、米特殊部隊が、米軍機からの援護射撃を誘導し、戦略要衝マザリシャリフの制圧などで大きな成果をあげた。
イラク戦争でも、米英軍の特殊部隊は開戦の数か月前からイラクに潜入し、米中央情報局(CIA)の工作員と連携し、フセイン大統領の居場所や油田の調査、イラク軍のスカッド・ミサイル発射装置や生物・化学兵器の捜索、地雷原の特定などを実行してきた。
開戦後は、レンジャーとSASがイラク西部でイスラエルに対するイラク軍のミサイル攻撃拠点とみられた「H2」「H3」と呼ばれる空港を制圧、イラク側が決壊させる恐れがあったハディタ貯水池の安全も確保した。南部ではシールがオーストラリアやポーランドの特殊部隊と連携して石油・ガス関連施設を確保。北部ではグリーンベレーがクルド人武装勢力と連携、イラン国境付近に拠点を持つイスラム過激組織アンサール・イスラムを壊滅させた。
グリーンベレーは、イラク軍兵士にビラや短波ラジオを使って投降を呼びかける心理戦も続行している。イラク軍の捕虜となった女性米兵救出もレンジャーとシールの合同作戦だった。
米軍が開始したバグダッドへの本格攻撃でも、重要な役割を果たしている。
米軍関係者によると、米陸軍第三歩兵師団や海兵隊第一遠征軍が進撃しているバグダッド市内のルートは、特殊部隊の偵察活動でイラク軍の部隊配置が手薄だとわかった地域を狙っており、米軍はこの方式で重要な戦略拠点を着実に制圧していく戦術だという。
バグダッドの政府関連施設には多数の地下ごうがあるとみられ、フセイン大統領の身柄確保にも、特殊部隊による急襲作戦が避けられないとの見方が強い。
[読売新聞2003年4月8日(火)]
3月には、日本の陸上自衛隊の特殊作戦群が発足し、ファルージャ付近とアブグレイブ付近で日本人拉致事件が起こる四月上旬には、数名の隊員がイラクに派遣されることになっていた。
◆陸自に対テロ部隊 300人規模新設 来月、イラク派遣も
防衛庁は平成十五年度末の自衛隊の部隊改編で、陸上自衛隊初の対テロ・ゲリラ専門部隊となる「特殊作戦群」を発足させる。陸自にはこれまで、世界の多くの国々の軍が保有しているテロ、ゲリラなど「非正規戦」の脅威に対抗する専門部隊が欠けていたが、特殊作戦群の月内発足で日本の防衛体制が国際水準に近づく。最初の任務として、小泉純一郎首相や石破茂防衛庁長官らのイラク訪問に備え、四月上旬に隊員数人を現地へ派遣し、警護に万全を期すことを検討している。
特殊作戦群は防衛庁長官の直轄部隊。レンジャーなど全国の隊員から選抜した精鋭約三百人により習志野駐屯地(千葉県船橋市)に新設される。任務は多様で、ゲリラや外国のコマンド(特殊)部隊を撃退するほか、アルカーイダなど国際テロ組織が大規模テロを仕掛けてくるのに備え、首相の指示に基づいて省庁間協力を活用し、要人の警護や重要施設の警備に当たる。友好国の特殊部隊間の独自のネットワークからテロ情報も入手する。
さらに、海外派遣の自衛隊部隊の安全確保に協力し、有事には通常部隊を助け、敵の勢力圏に入り込んでの抵抗や偵察も行う。敵軍やテロリストに拘束された要人、捕虜の救出も任務となる。
これらの部隊の特性から、対テロ作戦を専門とする隊員が首相のイラク訪問などの場合の警護準備に当たる見通しだ。
特殊部隊は米国だけでなく、日本周辺でもロシア、中国、韓国、北朝鮮、台湾のすべてが保有。八年には北朝鮮の特殊部隊二十六人が韓国に侵入。韓国軍は六万人の兵を動員し約五十日間、捕捉作戦を展開したが、民間人ら十六人の犠牲者を出した。防衛庁はこの教訓や国際テロが急増する情勢を踏まえ、特殊部隊が必要だと判断した。
隊員は厳しい訓練をこなし、「一つのチームが一個師団の戦果を上げる力を発揮することもある」(米軍筋)と評される米陸軍特殊部隊の「デルタフォース」や「グリーンベレー」を参考に、武器、通信、衛生、言語などの専門能力を習得し、小人数のチームを編成して行動する。
◇
【陸上自衛隊の「群」】陸自の部隊編成の単位には、方面隊(数万人)、師団(6000−9000人)、連隊(1000−1200人)、大隊(500人)のほか、連隊に準ずる「群」が存在する。群は連隊とほぼ同じ格付けだ。特殊作戦群の創設当初の隊員数は、連隊(指揮官は一佐)より小規模だが、任務の重要性や将来の拡充の可能性をにらみ、群の呼称を採用したとみられる。
[産経新聞2004年3月19日(金)]
いったい、イラクに陸自特殊部隊の隊員は、派遣されたのか?