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(回答先: Re: 今井・郡山記者会見・・・・各社WEB版・・・京都新聞 投稿者 新参者 日時 2004 年 5 月 01 日 02:15:30)
“ナイフ映像”は命令…イラク邦人人質事件解放後初会見
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200404/sha2004050102.html
イラク邦人人質事件で写真ジャーナリストの郡山総一郎さん(32)とフリーライターの今井紀明さん(18)が30日、東京・弁護士会館などで解放後初めて会見した。冒頭で頭を下げたが、対策に当たった政府などへは謝意を示さず、自己責任論に「ボクらは当てはまらない」。ビデオの演出を「命令だった」としながら「彼ら(武装団)はテロリストではない」という発言まで飛び出した。〔写真:しっかりした口調で人質になった様子を語る今井紀明さん=右=と郡山総一郎さん=東京・霞ヶ関の弁護士会館=撮影・寺河内美奈〕
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「支援していただいた日本と世界とイラクの皆様、本当にありがとうございました」。会見冒頭で頭を下げた2人。しかし最後まで政府への謝意や国民を心配させたことへの陳謝はなかった。
人質の当事者が会見するのは初めてだが、高遠菜穂子さん(34)はまだ体調がすぐれず欠席した。あいさつに続き2人は事件の様子を説明。「小銃を突きつけられ死の恐怖を感じた」など心境を表現。「拘束中は自衛隊撤退要求は知らなかった」という。
武装団が送付したビデオで、首にナイフを突き付けられ「ノーコイズミ」と叫んだ映像について、犯人側から「命の保証はする」と言われた後に2回撮影が行われ、さらに「泣いてくれ、おびえてくれと要求された」。この演出について郡山さんは「演出というより命令だった。武器を持っているし拒否できない。本当に怖かった。撮影後、高遠さんが泣き、兵士が『ソーリー』と言ってきた」と説明した。
映像の中で犯人側と手ぶりを交えて事前に打ち合わせするような場面については触れず「(報道機関に)かなり疑ってかかられていたなという印象がある」と不快な様子を示した。
自己責任論については「ボクらはジャーナリスト。危険だからこそ現場に行く。自己責任論は当てはまらない」(郡山さん)、「(自分の自己責任は)会見でイラクの現状を伝えることだ」(今井さん)など表情を崩すことなく言い切った。
さらに郡山さんは、自分たちを人質に日本政府を脅した武装団を「レジスタンス、自警団であってテロリストではない」と擁護。政府が自衛隊撤退を拒否したことについて「すぐ拒否したことは危険地帯で“活躍”するNGOやジャーナリストにとって脅威」とも。
今井さんはしっかりした口ぶりだったが「体調が芳しくない」と質問は受け付けずに途中退席。しかしこの後、外国特派員協会での会見にも郡山と一緒に出席した。
★イラク邦人人質事件
ヨルダンのアンマンからバグダッドに陸路で向かったボランティア活動家ら男女3人が4月7日、武装団に拉致された。カタールのアルジャジーラTVは8日、拘束された3人の映像と、サマワに派遣中の陸上自衛隊の「3日以内の撤退」を要求する犯行声明を報道。政府はアンマンに現地対策本部を設置し、現地部族の有力者や宗教指導者を通じて交渉。3人は15日、イラク・イスラム聖職者協会の仲介で解放された。この間、フリー記者ら2人が拉致される別の事件も起きた。
★南西部から米軍撤退
イラク駐留米軍が包囲作戦を続けた中部ファルージャで30日、米海兵隊が南部と西部の複数の拠点から撤退、イラク警察が同市内に入った。ロイター通信が目撃者の話として伝えた。駐留米軍と地元代表との合意に基づく動きとみられるが、合意で市内に展開するとされたイラク人治安部隊「ファルージャ防衛軍」の動向については伝えられていない。