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(回答先: 米同時テロ、ブレマー行政官が6カ月前に警告(ロイター)「ブッシュ政権はテロ問題に全く注意を払っていない、、、」 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 4 月 30 日 17:14:40)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040430-00001024-mai-int
【ワシントン和田浩明】ブッシュ米大統領は29日、米同時多発テロに関する独立調査委員会でチェイニー副大統領と3時間以上にわたり非公開で証言し、終了後記者団に「質問は広範囲だったが、すべてに答えた。委員らが(テロの)脅威への我々の対応を理解する助けになったと思う」と述べたが、具体的内容への言及は避けた。
証言はホワイトハウスで行われた。焦点の一つは、同時テロ1カ月前に米国内での国際テロ組織「アルカイダ」の攻撃可能性を指摘していた米中央情報局(CIA)の機密報告書への対応だったが、マクレラン大統領報道官は「大統領はその点について多少の質問を受けた」とだけ説明した。
調査委のキーン委員長(元ニュージャージー州知事、共和党)は、ブッシュ大統領が同時テロ当日の対応や、事前や事後の対テロ政策などについて説明したと述べた。調査委は同日、「大統領と副大統領は協力的で率直であり、提供された情報は報告書の作成に非常に役立つだろう」との声明を発表した。
◇正副大統領証言で「幕引きムード」
【ワシントン佐藤千矢子】ブッシュ米大統領とチェイニー副大統領が29日に同時多発テロをめぐる独立調査委員会で行った「証言」は、正副大統領が宣誓証言をしないのはもちろん、録音、議事録作成、写真撮影のいずれも認めないという密室性の高いものとなった。大統領選への影響を最小化しようとするブッシュ政権の思惑を反映したものと見られる。同時テロ犠牲者遺族らからは反発があがっているが、民主党も攻め手を欠き、真相究明が不十分なままブッシュ政権が幕引きを狙う展開となりつつある。
ブッシュ大統領は、約3時間10分に及んだ「証言」終了後、記者団の前に1人で姿を現し「何か隠すことがあるなら、そもそも(証言のため)委員に会っていない。我々はすべての質問に答えた」と、「証言」内容には触れずに委員会の調査に全面協力したと表明。「米国は今も攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)だ。(国際テロ組織)アルカイダは危険で、我々を憎んでいる。国民は政府があらゆるレベルで米国を守るために働いていることを知る必要がある」と「対テロ戦争」推進の立場を強調した。
正副大統領は、この2、3日間、過去の記録を読み返したり、法律顧問と相談するなど周到な準備を重ねた。大統領執務室に委員10人を招くという舞台設定も、大統領の威厳を演出し委員に厳しい質問を自粛させる効果を狙ったものと指摘されている。またマクレラン大統領報道官は、非公開への批判について「公的な証言」ではなく「私的な会合」と記者団に繰り返し説明。ブッシュ政権は、同時テロの犠牲者の遺族や世論の批判の高まりを受けて、「証言」を受け入れながらも、政権として細心の危機管理をして臨んだといえる。
委員会は7月26日に最終報告をまとめる予定。共和、民主5人ずつの委員会のため、同時テロを防げなかったことについて、クリントン、ブッシュ両政権のいずれにも厳しい内容が盛り込まれると見られている。
一方、民主党は「(両氏が)一緒に証言したのは発言に矛盾がないようにするのに好都合だからだ」(ペロシ民主党下院院内総務)などと批判。だがクリントン前政権のテロ対応も問題となっていることから追及の歯切れは悪く、大統領らの「証言」によって幕引きムードが高まりそうだ。(毎日新聞)
[4月30日14時49分更新]