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(回答先: これもチェチェンです 投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 12 日 21:28:19)
これは、アルカイダの、いかにもアルカイダらしい、「テロル・ビデオ」だと、言えるかも知れ無いね。「アルカイダ」と言う「銘柄」は、このビデオの「作り」に、はっきりと表現されているみたいでね。「覆面の処刑人」が登場し、「斬首」で以って、「人質処刑ビデオ」が撮影されると、言う「演出」の「ポイント」にね。
この手の「白人処刑ビデオ」が、「グッドタイミング」で出て来る事は、やはり、解せ無いね。イラクの「強制収容所」が、一年前から行なって来た無数の拷問事件が、ようやく世界中で非難を浴びせられている中で、「アルカイダ様」のビデオが出て来ると言う、「都合の良さ」はね。「アルカイダ」は、アメリカ情報機関「CIA作戦部様」が、世界戦略の「テコ」として作ったと言う組織だから、この手の「処刑ビデオ」などは、何時でも作れる筈だがね。
そして、これは、「処刑ビデオ」としては、「観客」に「恐怖」を与える「ツボ」を心得ていると言えるだろうね。処刑と言うよりか、それ自体が、観客を「拷問」する為のビデオだろうがね。それは、今回、アメリカ軍から「情報漏洩」した、拷問の不可欠の「道具」として作られた、イラク「アウシュビッツ」の写真や映像と同じだがね。
「覆面の処刑人」が、「オノ」やら「ノコギリ」やらで以って、「斬首」すると言うビデオの「シナリオ」は、如何にも「ヨーロッパ中世」的だろうね。この上ない程の、残虐な「処刑」演出にかなう物ではあるのだね。西洋近代の「白人」が、それを見て「恐怖」を覚え無い筈が、無いのだね。それは、大日本帝国の兵隊が、「刀」で以って白人捕虜を「斬首」した写真が、言い様の無い「恐怖」と「憎悪」を巻き起こした事とも、似ているね。
「アルカイダ」が「提供」する「処刑映画」の「演出」は、この手の「恐怖のツボ」を心得ていると、言う所以だね。余りにも、「心得」が過ぎていると、言うべきかも知れ無いがね。それは、やはり同じ「白人」が「考案」した、「恐怖」の演出方法だと、言えるかも知れ無い。観客の「恐怖」を煽る事を狙った、「心理作戦」目的を持った、ビデオだと言えるだろうね。
一年前から、多数のイラク「アウシュビッツ収容所」では、イラク人捕虜の「拷問」やら「拷問死」やらが続いて来たのだね。それも、闇から闇へと「処理」されて来た。この「拷問収容所」は、アメリカ「CIA」が、東南アジアやら南米やら中東やらで「長年の経験」を積んだ「専門家」を送り込んで行なってきた、「恐怖」の演出に基づいた施設だね。
イラクの「収容所群」は、占領軍の「テロリズム」、すなわち「恐怖政治」の象徴なのだね。占領軍に歯向かうと、こうなるぞと、言う訳でね。そして、世界の「文明国」メディアも、一年近く、その「疑惑」を隠し、侵略軍を「支援」して来たと言う事でね。
この手の「拷問」や「恐怖」の演出に欠かせ無い「道具」の一つとして、あれこれの「写真」やら「ビデオ」やらが作られる。それは、元々、外部に見せる為の物では、無いね。内部で、拷問の一環として、「上映」される「道具」だね。
しかし、どうやら、この手のイラク「アウシュビッツ映像」は、何処かから「情報漏洩」したらしい。そして、こうして世界中に暴露される事となったらしいのだね。それは、「良い情報漏洩」だがね。
この為、今や、「トニー」のイギリス政府も、イラク派兵に反対する民衆と政治家の世論に、圧倒されつつあるのだね。イギリスだけで無く、「シルヴィオ」のイタリア政府も、民衆のイラク派兵反対世論に締め上げられつつある情況だ。イタリアの左翼政党は、イラク撤兵を要求している情況でね。「イタリアの伊達男」を気取る、「三枚目」シルヴィオも、さすがに、この「拷問」映像には、「賛成」と言う事が出来ないらしい。
もし、このイタリアが、イラク撤兵するような事態になれば、アメリカとイギリスとポーランド程度で、イラク占領をせざるを得なくなる。それは、軍事的にも経済的にも、「アメリカ帝国」の負担過重を招くね。そして、その結果、「帝国」がすぐにも破綻しかね無いね。となれば、やはり、ここは「アルカイダの出番」なのだろうね。
「心理戦争」の一環として、アメリカ国内やら属州やらで「上映」される「アルカイダのビデオ」では、当然に、イラク人やらアラブ人が「ケダモノ」として演出されなければなら無い。それは、とりわけ、アメリカの一般大衆に、アラブ人にたいする「敵愾心」を植え付ける目的があるからでね。しかし、どうやら、過去の「チェチェン」ビデオは別として、今回は、肝心の「アルカイダ」ビデオですら、「トリック」と言う疑問符が付くらしい。この事件は、まだまだ、「一件落着」とは行か無いと、言う所以だね。
3月、ファルージャで撮影された「傭兵死体のこま切れビデオ」は、アメリカの大衆に、ある程度の「敵愾心」を植え付ける事に成功したね。それも、しかし、ファルージャ包囲戦の失敗で以って、消えたがね。今回、アメリカ側が、「アルカイダ」ビデオで、それと同様の「効果」を狙ったとしても、不思議は無いね。このビデオは、アメリカでは、今の時点でもかなりの「効果」をあげているみたいだからね。
しかし、3月のビデオ映像は、イラク駐留のアメリカ兵にしてみれば、自分たちがイラク人の死体にしている事と同じだよと、言うだろうね。ファルージャのイラク人は、その「報復」をしただけだと、言う事だがね。そのファルージャの「本物」のビデオ映像に比べれば、今回の「アルカイダ」ビデオは、「作り物」かも知れ無いね。それでも、ビデオの中で首を切られたアメリカ人らしい人間が、本当は誰だったのかが、問題として残るがね。いずれにしても、今回の「アルカイダビデオ」も、イラク侵略戦争の「戦略」問題を解消し、侵略者に都合の良い「勝利」をもたらす事は、無いだろうね。