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ブレアー、英国兵による拷問写真はほぼ間違いなく嘘、と断定(エル・ムンド)他
5月12日付、エル・ムンド紙の記事からです。見出しと簡単な内容。
●『ブレア、英国兵による拷問写真はほぼ間違いなく嘘、と断定』
(ロンドン)
英国首相トニー・ブレアは下院で、英国の新聞デイリーミラーによって公表された英軍兵士がイラク人囚人を拷問している写真について、「ほぼ間違いなく嘘だ」と述べた。イラク人囚人に対する「組織的な虐待の根拠は全く無い」と強調しながら、ブレアは、唯一の事実は「明らかに偽である数枚の写真」である、と主張した。
英国国防相フーンは、すでに月曜日に、イラクで英国が使用していない車両が写真に写っているという「明らかな印」がある、と語った。これらの写真の公表に関しては、英国軍メンバーが、ライフルやトラックがイラクで使用しているものと異なる点から、その真実性への疑問を出していた。
野党保守党のミチェル・ハワードとの激しいやり取りの中で、ブレアは「同盟軍によるどのような虐待行為も全く容赦できるものではない」と繰り返し言った。ハワードは、赤十字の情報も含め様々な証拠が「戦争後のイラクでの最大の問題」を引き起こして同盟軍の「危険と困難」を増大させている、と首相を非難した。ブレアは指摘された情報を「この月曜日まで」知らなかった、と断言した。
ブレアはまた、バスラ地域に7500名いる英国軍は、イラク国民が民主的で安定し主権を持つ国になるまで、イラクにいつづけるだろう、と述べた。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/12/internacional/1084363400.html
ふむ。嘘つきブレアが「嘘だ」とは、ねえ。確か、イラク現場での実態を覆い隠すために、情報機関がデイリーミラーに偽写真をつかませた(あるいはデイリーミラーが知って協力した)可能性もあるにはありますが・・・。ただ、模しそうだとしても、世論的にはもういいかげん戦争参加はイヤになってきていることは間違いないでしょうし、逆効果になる可能性もあるでしょう。それにしても、『イラク国民が民主的で安定し主権を持つ国になるまで、イラクにいつづけるだろう』ということは、永久にイラクにいる、ということになりますか。
●『NATO、皇太子の結婚式の警備にレーダーつきの軍用機を貸し出し』
(ブリュッセル)
NATOは、来る5月22日のマドリッドでの、フェリーペ皇太子と婚約者レティシア・オルティスとの結婚式の間、警備を強化するために、スペインに哨戒機AWACSを提供することを発表した。この飛行機は21日と22日の間スペインにあることになるだろう。NATOはバルセロナでの5月8日の「フォーラム2004」開会式に別のAWACSを飛ばした、と伝えた。この結婚式には数十人の国家と政府の首脳と、世界中の王国からの来賓が出席する。
一方、政府は来る15日土曜日から24日の0時まで、「シェンゲン領空(EU創設時のシェンゲン条約に基づく領空)」を閉ざすことを決定した。その間、すべての旅行者は身分証明書か有効なパスポートを携帯していなければいけない。幼児・児童もしかるべき証明書が必要になる。同時に国防相は21日18時から22日20時まで、正規の便以外の航空機をマドリッド上空から締め出すことを決めた。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/12/espana/1084365724.html
この結婚式については後で別に書くつもりではいますが、要するにこのような機会を使っての「非常事態」の実戦訓練ですね。なお現在バルセロナで開催されている「フォーラム2004」は万国博と同等の世界の文化祭のようなもので、目玉は中国の秦の兵馬ヨウで、EUやUNESCOが後援しており、開会式には政府首脳や国王夫妻が出席しています。