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☆★Most Iraqi detainees 'arrested by mistake'
大部分のイラク人抑留者は『間違って拘束された』
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フィナンシャル・タイムズ 2004年5月10日 月曜 20:57
http://news.ft.com/servlet/ContentServer?pagename=FT.com/StoryFT/FullStory&c=StoryFT&cid=1083180400050&p=1012571727172
ジュネーブ発、byフランシス・ウィリアムズ
拘留者の虐待に関してリークされた赤十字の報告によると、合同軍
の情報将校はイラク人拘束者の70〜90%が「間違って拘束された」
者であると考えている−−さらに詳細が月曜日に明らかにされた。
アメリカとイギリス政府に2月に届けられて部外秘の報告は、昨年3
月から11月までのできごとを記したものだが、容疑者とその家族に
対する残忍な行為と資産の破壊を含む見境のない拘束パターンを記
載している。
拘束するさいの虐待は頻繁に起こっており、「道理にかない適法で
実力行使にふさわしい範囲を超えているように思われる」と報告書は
書いている。そのような行為はCF(coalition forces 合同軍、連合軍)
の戦闘部隊による日常の運用方法を反映しているよう」だった。
赤十字国際委員会(ICRC)は金曜日、同団体が昨年、繰り返し合
同軍とイラクの収容所当局に対して、国際人道法に違反するこれらの
ことを警告してきた、と発表した。
2月には、ICRCの調査を要約した総合報告がイギリスとアメリカの
政府に送付された。その1ヶ月前には、ジェイコブ・ケレンバーガーIC
RC理事長がワシントンを訪問し、コリン・パウエル米国務長官、コンド
リーサ・ライス大統領補佐官、ポール・ウォルフォビッツ国防副長官と
会談したときに、イラクでの拘留者虐待の問題を提起した。
『ウォールストリート・ジャーナル』が月曜日に全文を発表したその報
告書は、拘束にいたるパターンの傾向を述べている。
「拘束をおこなっている当局者は、通常、暗くなったあとに民家に入
る。ドアを破り、乱暴に住人を起こし、大声で命令を叫び、兵士が監視
する部屋に家族全員を集め、その間に残りの部屋を捜索し、さらにド
アや私室その他の財産を破壊する」。
「ときには、彼らは老人や障害者、病人まで含めて、そのとき家にい
た成人男性全員を拘束した。その時の措置は、しばしば住人をこづき
廻したり、侮辱したり、小銃を突き付けたり、殴る・蹴る、そして発砲す
ることもあった」。
報告書には、合同軍の一部の情報将校が「イラクで自由を奪われ
た人々の70%から90%は間違って拘束された」と推定していた、と、
書かれてあった。
ICRC事業本部長は金曜日、報告書を公開するにあたっては「妨害
も受けた」と述べ、(知り得た事実を)秘匿することが世界中にいる何
十万もの拘禁者にアクセスを可能にするICRCの職務で重要な要素
であると注釈した。昨年、ICRCの代表は80ヵ国近い46万人以上の
拘禁者を訪問しており、イラクでの1万3000人が含まれる。
『ウォールストリート・ジャーナル』は金曜日、リークはICRCからおこ
なわれたものではないと発表した。
ICRCは、収容所訪問で目撃したことについて外部に語らないと言う
一貫した方針をめぐって、イラクでも他の地でも「ものすごいジレンマ」
に直面している。しかし、勧告に効果がなかったことが明らかな場合
を除いて、赤十字は外部に語らないことに決めている。