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http://www.asahi.com/international/update/0512/016.html
イラク占領軍に対するシーア派強硬派の攻撃が拡大するきっかけとなった4月4日の中部ナジャフでの衝突について、当時ナジャフを管轄していたスペイン駐留軍幹部が「米軍が何の協議もなく逮捕や攻撃を始め、状況を悪化させた」とする報告書を政府に出していたことが明らかになった。ボノ国防相も報告書の内容を認め「早期撤退を決断する要因になった」と述べた。11日、スペインの主要メディアが報じた。
報告書をまとめたのはアラヤ副司令官。エルパイス紙が報じた報告書の内容によると、ナジャフのシーア派とスペイン軍の関係は比較的良好だったが、4月1日に米軍が同派指導者サドル師への攻撃を命令、3日には同師側近を一時拘束したため、大規模な騒乱になったという。
報告書は「事前に協議があれば逮捕に反対した」「米軍に警告したが、命令はワシントンから来たと米軍の司令官は回答した」と説明。「スペイン軍は理解も同意もできない紛争の目撃者となるしかすべがなかった」と結論している。
この時の衝突でイラク人20人以上とスペイン軍指揮下にいたエルサルバドル兵1人が死亡。以後シーア派による抵抗が拡大した。スペイン軍は現在ナジャフを撤退している。
(05/12 18:51)