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イラク南部ナーシリヤのイタリア警察軍駐屯地で昨年11月に起きた自爆攻撃事件で死亡した同軍兵士の妻が11日、「夫が亡くなる前にイラクの刑務所を訪れた際、収容者の扱いにショックを受け、本国にも状況が伝達されたと話していた」とニュース番組で証言した。虐待に関して伊政府はこれまで「知らなかった」としてきたが、野党は強く追及する構えだ。
証言したのは、死亡したマッシミリアノ・ブルーノさんの妻ピナさん。11日深夜(日本時間12日午前)、国営イタリア放送協会の番組で放映された。目撃した刑務所の場所や、虐待していた兵士の国籍などには言及しなかった。
ピナさんによると、ブルーノさんは死亡前、刑務所へ収容者を引き取りに行った際、「最もおぞましいものを見た。収容者は裸で、ゴキブリ以下の扱いを受けていた。第1次世界大戦でもこれほどの虐待はない」と話したという。駐屯地内の電話で話したとみられる。
ピナさんは「目撃した同僚兵士らはみなショックを受け、次々に伝達されてイタリアまで報告されたと夫は説明していた。(政府が)何も知らなかったというのはあり得ない」とも話した。
放送前に証言内容が伝わると、伊国防省は「人道に反する収容者の扱いについて情報を受けたことはない」との声明を発表。野党が指摘してきた「虐待の事実を把握しながら何もしなかった」との疑惑を改めて否定した。野党側は「まだしらを切るつもりか」と、議会で追及する構えだ。
イタリアはナーシリヤを中心に、約2600人の兵士を派遣している。
(05/12 16:37)
http://www.asahi.com/international/update/0512/012.html