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TUP速報からの転載です。既出でしたら申し訳ございません。
Subject: TUP速報305号 退役兵による抗議のハンスト 04年5月10日
「この問題の真相を言わせるためなら、死んでもいい」
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予防注射は、2度にわたってやるものなど充分に間をあけておこなわれます。湾
岸戦争やイラク侵略に従軍した兵士たちは、さまざまな注射を一度にやられた
り、誰がいつどういう予防接種を受けたかという記録もとらずに打たれたりして
います。
それで多くが病気や傷害を負い、苦しめられている。
でも、満足な治療も補償もなにもない。
その現状に耐えられなくなった退役兵の「最期の抗議」に触れ、権力者たちに
とって、人の命とは一体なんなのだろうかと考えさせられます。
千早/TUP翻訳メンバー
May Earth be Filled with Peace and Happiness!
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湾岸戦争症候群英国支援グループ
プレス・リリース <緊急>
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湾岸戦争症候群の退役兵、抗議のハンスト開始
必死の退役兵、
あるいは湾岸戦争症候群の殉教者か?
1990〜1991年の湾岸戦争の退役兵アレックス・アイゼット氏は、湾岸戦
争症候群の退役兵たちに対する英国国防省の扱いに対し、ハンガーストライキと
いうかたちで、個人的な抗議を5月1日の零時に開始した。
前例のない行動の中、アイゼット氏は「すべての湾岸戦争症候群をかかえた退役
兵たちの苦境と苦痛に人々の注目を集めるため、今、みずからの健康や安全、あ
るいは命すら危険にさらす用意がある」と湾岸戦争症候群英国支援グループに
語った。
湾岸戦争症候群英国支援グループは、アイゼット氏の現在の行動に手を貸すわけ
ではないが、湾岸戦争に従軍して影響を受けた人々全員に共感している。多くの
湾岸時代の退役兵は今、彼らが忠実に兵役した国に裏切られたと感じているのだ
。
アイゼット氏は1990〜1991年の湾岸戦争の間、待機していた兵士だっ
た。そして今、彼が苦しんでいる病状は、湾岸戦争症候群と結びついたものだと
考えている。アイゼット氏は同症候群問題になすべきことがなされていないと痛
切に感じ、このような未解決の問題に人々の目を向けるにはハンストをするしか
ないと思うに至った。
湾岸戦争症候群英国支援グループはアイゼット氏の行動を憂慮し、この問題解決
をめざし、もっと尽力すべきと思っている。国のために闘うよう要請されたと
き、アイゼット氏はなんの疑問もなく同意した。彼は戦闘参加のため準備をし、
予備役に身を置いた。彼のような何百、何千もの病気や傷害をかかえた退役兵た
ちには、この間違いを正す権利があるはずだ。
湾岸戦争症候群英国支援グループは今、英国政府と国防省に対し、同症候群につ
いての完全な公開調査を展開するよう要求する。私たちは同時に、同症候群の影
響を受けた全退役兵に対し、充分で順当な医療査定および治療と賠償がなされる
ことを望む。
この要求は、湾岸の戦場に関わりを持つ退役兵たちの過去、現在と将来における
健康を守るためのものである。
詳細はジャスティン・ハーヴィー(委員長):電話01782−765642
またはテリー・ウォーカー(幹事):電話01904−449851まで。
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湾岸戦争の兵士、抗議のハンスト
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2004年5月4日(火)
英・BBCスコットランド
湾岸戦争症候群に関する公開の調査を確実におこなわせようと、元兵士がハンス
トを始めた。アレクサンダー・アイゼットは、この問題の真相を軍に言わせるた
めなら死んでもいいと語った。
カンバーノールド出身の元上等兵であるアイゼットは、彼のドイツにある自宅
で、34歳の誕生日である先週土曜、断食に入った。
アイゼットは、湾岸戦争に向かっていた1990年から1991年にかけて予防
注射を受けたあと、骨がもろくなる病気になったという。
彼は今年はじめスコットランド議会にこの問題を提起したが、議員たちの対処は
いらだたしいものだった。
出身地方選出の議員キャシー・クレイギーに宛てた手紙で、この元兵士は「私が
必要としている治療をスコットランドで受けられず、断腸の思いです」と書いて
いる。
「湾岸戦争症候群で苦しめられている私に関する真実を、国防省に語らせるため
の、これが最後で命がけの試みです」
「私はあまりにも弱っているので、この最後の抵抗以外にはもう何も出来ませ
ん」
「私は、国のために闘って死んでもいいと思っていました。今は、私のみなら
ず、何千もの湾岸戦争症候群で苦しむ者たちについて、国に真実を語らせるため
に死んでも構わないと思っています」と彼は手紙に綴っている。
国防省は症状があることすら否定しているので、アイゼットは、湾岸戦争症候群
について全英での公開調査を望んでいると語った。
注射は9種類も
彼は、同症候群に苦しむ者には国民健康保険での治療が優先的に施され、本人や
家族に対し、よりよい年金や補償が与えられるべきだと述べた。
ドイツのオスナブルックに駐留していた第25工兵連隊にいるとき、彼はペスト
と炭疽菌を含む9種類の予防接種を受けたという。
湾岸戦争はほんの数週間で終わってしまったので、彼は実際の戦闘には参加しな
かった。そして6年の兵役のあと、1991年5月に陸軍を除隊した。
アイゼットは1993年に発病以来、肋骨、膝蓋骨(しつがいこつ=ひざ皿)、
肩を壊し、うつ病と胃潰瘍に苦しみ、働くことも出来なくなった。
よりよい治療が受けられるようにと彼はドイツに引っ越し、週72.5ポンドの
7割軍事年金で、ブレーメンに近いベルゼンブリュックに住んでいる。その年金
も、国防省との長い法廷闘争で勝ち得たものだ。
アイゼットは、抗議行動最初の14日間は水分を摂るつもりだと述べた。彼の面
倒を見ているのは、別居中の妻だという。
「トニー・ブレアが政権の座に就いたとき、全面的な公開調査をすると約束した
が、私たちはいまだにそれを待っているんです。あれはみんな約束だけだった。
私は、行動を見せてほしいのです」
3月に、感動的なアイゼットからの嘆願を受けて、ホーリールッド請願審査委員
会は、スコットランド地方政府に湾岸戦争症候群のことを書くと同意した。
(翻訳 千早/TUP翻訳メンバー)
原文URL:
Press Release
GULF WAR SYNDROME VETERAN STARTS HUNGER STRIKE PROTEST. A DESPERATE
VETERAN
OR A GULF WAR SYNDROME MATYR?
040504 (a)
http://www.gwsuk.org.uk/4995.html
Gulf War soldier on hunger strike
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/uk_news/scotland/3682525.stm
※両記事とも、翻訳・配信許可済み。
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TUP速報
配信担当 菅原 秀 Schu Sugawara
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