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イラク問題の本質を衝いてたね。「朝生」はよかった。 (鈴木邦夫)
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投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 10 日 02:40:23:ieVyGVASbNhvI
 

 
今週の主張・2004年5月10日

イラク問題の本質を衝いてたね。「朝生」はよかった。

(1)木村、小林氏の「反米愛国コンビ」がよかった。健闘した。
 凄いですね。木村三浩氏は。4月30日(金)深夜の「朝生」に出てましたね。「激論!憎悪と虐殺!!イラクの未来は」とテーマも凄い。大体、この日は、イラク問題をやるしかない。と思っていた。そして、イラク問題といったら、木村氏だ。それはテレビ朝日でも分かってたんでしょう。木村氏がアンマンから帰国した4月20日(火)に、もう、「出て下さい」と連絡があったという。テレビ局はちゃんと見てるよね。木村氏が現地に飛んで5人の救出に尽力したことを。木村氏と聖職者協会のクベイシ師が携帯で連絡を取り合って、人質解放に成功したんだ。小泉首相は、「どの線が解放に結びついたか分からない」と言ってたけれど、この線ですよ。
 そんなことをテレ朝ではよく知ってたからこそ、第一番目に木村氏に「出てくれ」と言ってきたんだ。「じゃ、出演は決定だよ」と僕が言ったら、「まだ正式じゃないからHPに書かないで下さいよ」と言う。「ディレクターから電話があっただけで、いわば、ウナギの匂いをかがしてもらっただけですから」と謙虚なことを言う。「じゃ、早く会って、本当にウナギを食わしてもらえばいいじゃないか」と言ったんですよ、私は。しかし、そんな時間的ゆとりはなかったんでしょう。本番に突入しました。
 いやー、よかったですね。久し振りに朝まで起きて、最後まで見ましたよ。今までは、録画しておいて、昼間に少しずつ見ていた。見終わるまで一週間もかかったりして…。多分、そういう見方をしてる人が多いんですよね。中には、録画見てるうちに興奮して、局に電話する人もいる。「○○はウルサイぞ!あいつばかり喋らせんじゃない!」とか、「田原はもっと公平な司会をしろ!」とか。さらに、「アンケート」に答えたりして。「すみません。放映は昨夜終わったんですけど」と言われちゃったりして。これは本当の話ですよ。だから皆さんも、録画を見てる時は興奮しても局に電話をしませんように…。
 朝の4時20分まで見たなんて8年ぶりだな、と思った。「でも、先月出たでしょうが」と言われるかもしれないが、あれは当事者だから、「眠い」とか「疲れた」と言ってる余裕がない。ともかく大変ですよ。でも、見る立場だと、「うーん、眠いな」なんて余裕もっちゃう。それに自分が出ない気安さから、木村氏に、「ガンガン喋んなよ。他の奴らは黙れ!と一喝して…」なんて言っちゃった。イラク問題じゃ一番詳しいんだし、「現地に行ったこともない奴は喋るな!帰れ!」と言ってやったらいい。そしたら木村氏に言われた。
 「鈴木さんだったら言えますか?」
 言えないよね、あの雰囲気じゃ。そのくせ、人が出るとなると、「頑張れ!ガンガン喋れ」なんて言っちゃう。無責任ですね。「自己責任」がないですよ、私も。
 しかし、本番で、木村氏は頑張ってましたね。なんか、自信が全身からにじみ出てましたね。説得力が一番あったし。木村氏が喋り出すと、他のうるさいパネラー達も静かになって、「うん、うん」と頷いて聞いてたね。なかなか、ないことですよ、こんな光景は。さすが、イラクに24回も行き、イラクで「最も信頼されている日本人」だけのことはある。
 それと、小林よしのりさんもよかったね。2人が議論をリードしていたね。木村氏は、「もし人質の三人が殺されていたら、英雄になっていたでしょう」と衝撃的な提起をしていた。僕なら、恐くて、そんなことは言えないが、木村氏は勇気あるね。確かにそれは言える。カンボジアで死んだ中田厚仁さんもそうだったし、2人の日本人外交官もそうだった。死ねば、誰も「無謀だ」「自己責任だ!」なんて言わない。政府だって絶対に言わない。
 まァ、無事に5人が帰ってきたから、「安心して」自己責任と言ってるんだろうけど。小林さんはこの時も言ってたけど、右も左も、〈人質〉を利用して自分の主張をしてるだけだと。そうだよね。自衛隊の撤退を求めるほうも、反対するほうも…。
 パウエル米国務長官の言葉だって、左翼の方が都合よく利用している。いつもは米帝国主義者の言うことなんて、全然、聞かないくせに。こんな時だけ利用している。パウエルはこう言った。 「誰も危険を冒さなければ私たちは前進しない。彼らや、危険を承知でイラクに派遣された兵士がいることを、日本の人々は誇りに思うべきだ」
 でも、これは、むしろ米国内向けだし、米兵向けなんだよ。「危険な所へはいかない」が徹底されたら、兵士だって行きたくなくなる。これじゃ困る。だから、ボランティアも行ってもいい。若者は危険を顧みずにどんどん行ってくれ! と言ってるんだよ。
 左翼や市民団体は、鬼の首でも取ったように、このパウエル発言を誉め讚えて、「ほら見ろ、アメリカ人ですら我々の市民運動を評価してるんだ!」と言ってるけど、ちょっと違う。
 それに、アースデイの人々とロフトでトークした時も喋ったけど。「私は反戦デモをやった。これこそが日本政府を、世界を動かしている!」と叫んでる人がいる。又、だから、自衛隊の撤退を要求しよう!このデモだけが、人質になった5人を解放する!と言ってた人がいた。まったく嫌になる。又、渡辺氏は、「私は共産主義者だから、日本政府が助けてくれるとは思わなかった」と言っていた。
 でも、国家としては、たとえ共産主義者でも、アナーキストでも、反日思想家でも、助ける義務がある。当たり前のことだ。それと同時に、国家に逆らって、危ない所に行くんだ。「何かあっても、国の助けは求めません」と覚悟して行ったらいい。(まァ、それでも国家は助けるんだけど)。そして、助けられたら、その時は潔く、「ごめんなさい」「ありがとうございます」と言えばいい。それだけのことだよ。
 それなのに、政府も人質も(その背後の支持者も)、オールorナッシングで、自分の主張だけを言っている。これはおかしいだろう。小泉さんもつい「自己責任」と言っちゃったんだろうね。「人質」の方も、「又、仕事を続ける」「危険なところに行くのは当然だ」なんて言っちゃう。これじゃ、売り言葉に買い言葉だよ。 小泉さんも、「よかったね。これからは気をつけてね」位にしておけばよかったんだ。又、人質も、言いたいことは山ほどあるだろうが、判断が甘かったことは事実だし、多くの人に迷惑をかけた事も事実なんだから、まず、「ごめんなさい」「ありがとうございます」と言っておけばいい。本当に言いたいことは、時間がたってから少しずつ言ったならいいし、やりたい事も後からやったらいいだろう。

(2)「脅迫文は日本の過激派が書いた」というデマが生まれた背景
 つまり、何ですな。「ごめんなさい」と「ありがとうございます」を言っちゃいけないと思ってるんだろうな。市民運動の人や新左翼の人は。「政府が悪い!」「米軍が悪い!」と敵をやっつけ、攻撃する語彙は一杯持ってるけど、自分が失敗した時に、謝罪し、感謝する言葉を知らない。そんなことをすれば、「自分たちの陣営」の敗北だと思っちゃう。だから個人的に謝ってはいけないと思ってるんだろう。
 確かに、「自己責任」という言葉は嫌な言葉だし、それでもって、ボランティア活動、市民運動の全てを否定してくるように思える。だから反撥するんだろう。でも、誤りや、甘さはあったんだろう。それはお詫びしますと言えばいいんだよ。大して難しい問題じゃないと思う。
 渡辺氏は、「金を返せとか、自己責任とか、そんなことを言ってんのは一部の人や一部のメディアだけだ!」と怒って言ってた。その気持ちは分かるが、もっと、一般の人に分かる言葉で言ってほしかったね。それに、このHPで何回も言ったけど、イラクの人々は日本が好きだし、日本を尊敬している。あの大国アメリカと戦い、そして、ヒロシマ・ナガサキに原爆を落とされた。そこまで徹底的に戦った日本を尊敬している。サムライ、カミカゼの国、日本に敬意を持っている。
 今、たとえアメリカの言いなりになって自衛隊を派遣しても、でも、サムライの心は残ってると信じてるのだ。だから、5人の人質を返したのだ。日本の歴史・文化が、彼らの命を守ったのだ。市民運動や共産主義が救ったのではない。
 それに考えてみたらいい。フセインのバース党は社会主義政党だった。本来ならば、日本の左翼や市民運動の方を信用し、信頼すべきではないか。それに彼らは、よくイラクに行っていた。ところが、イラクは、日本の木村氏ら「新右翼」の方を信頼した。それは、木村氏の背後に、日本のサムライ、カミカゼ、そして歴史、伝統を見ていたからだ。その点、日本の左翼や市民運動にはそんな背景は何も見えなかった。
 それに〈実績〉も違う。湾岸戦争の時は、木村氏率いる一水会の部隊が戦闘服を着て、イラクに向かった。「義勇兵になってアメリカと闘いたい」と申し出たのだ。これにはイラク側も大感激だった。その時から、厚い信頼が生まれたのだ。もっとも、「義勇兵はありがたいが、イラク人だけで闘いますから」と丁重にお断りした。昨日今日、「人間の盾」になるといって行った連中とはキャリアが違うのだ。
 話変わって、今井さんと郡山さんの記者会見だ。解放されてから、日本の警察に随分と調べられたという。「自作自演ではないか」と疑われ、それが心外でならないようだ。しかし、警察はあらゆる可能性を考えて調べるのだ。それも仕方ないだろう。それに、ナイフをあてられ、泣き叫ぶ「やらせビデオ」があるんだ。部分的には「協力」してるんだから、疑惑があったのは当然だ。
 ただ、産経新聞が言ってるように、「日本人関与説」はない。産経は書いていた。ゲリラの声明文が「革マルの文章だ」とか。「日本人が書いたものだ」と。又、ビデオを分析して、「言って!」「言って!」と日本語で指示した人がいた…と。しかし、これは嘘なのだ。つまり、産経の嘘のために、3人は誘拐それ自体も「自作自演だ」と疑われて、日本の警察に調べられたのだ。考えてみたら、ひどい産経だ。ただ、産経のいってるようなことを信じてる人もいるだろうから、キチンと書いておこう。これは現地に行ってきた木村氏からも聞いた話だ。それで、この〈謎〉が解けた。
 「日本人が関与したかもしれない」という「謎」ではない。なぜ、そんなデマが、まことしやかに流布されたか。その〈謎〉が解けたのだ。向こうのムジャヒディン(ゲリラ)の人々は日本の情報をよく知っている。「ナガサキ、ヒロシマを知ってるのは変だ。日本人シンパが通報し、教えたんだ」というが、違う。さっきも言ったように、日本人以上に、日本のことを尊敬していて、特にサムライ、カミカゼ、そしてヒロシマ、ナガサキを知っている。日本人よりもよっぽど知っている。沢口ともみさん(ストリッパー)は「私は被爆二世です。アメリカと闘います!」とイラクで演説したら、拍手喝采で〈英雄〉になっていた。イラクは、日本のことは、かなり知っている。まず、そのことを知っておいてほしい。次に、木村氏たちの動きも知っている。24回も行って、向こうの人にも人脈があり、奥深い親交があるからだ。
 それと同時に、日本の市民運動のデモなどもよく知っている。日本のテレビなどを見て、「おっ、日本でも反米デモをやってるな」という感じで見ている。さらに、日本の市民運動や新左翼が、インターネットなどを通して、イラクに盛んに発信している。アルジャジーラテレビにも送っている。さて、市民運動のデモというが、現実には、いろんな新左翼党派が入り込んでいる。ロフトでアースデイの人と話してた時、客席の人が、「アースデイのデモは一般市民がやってるというが、陰で動かしているのは第4インターじゃないか」と言っていた。エッ?そんなことがあるのか、と驚いた。
 確かに、いろんな人が入っているだろう。しかし、それがどれだけ牛耳っているか分からない。公安などは、この点を大袈裟にとらえて、「純粋な市民運動なんてない。全ては新左翼セクトが仕切っている」と言っている。それだけ新左翼(過激派)が裏で動いている。だから危険だ。と言ってるわけだ。
 しかし、アースデイのデモに出ている、桃色ゲリラを初め、一般の人は全く知らない。「そんなことはない。私たち一般の市民が動かしてるんだ」と思っている。まァ、これも事実だ。だが、四トロ(第4インター)にしろ、中核にしろ、革マルにしろ、いろんな所に入りこんでいる。そして、「実は、これは我々が領導してるんだ」と誇示している。そこでイラクだ。そんな日本のデモの様子を一番、詳細にイラクに発信してるのは、実は革マルなのだ。インターネットで発信し、向こうのマスコミに送りつけ…と。さすがは「実務の革マル」といわれるだけのことはある。そして、日本の「反米デモ」の情報は、(ほとんどが)革マル発信なのだ。
 そこでイラクの人々も、マスコミも、ムジャヒディンも、それを見て、「おーっ、日本でも頑張ってるじゃないか」と思うのだ。説明や解説だって革マルの文章だ。それを見、引き写して、「日本だって、これだけ自衛隊撤退を要求する市民の動きがある」と声明文に書く。そうすると、どうしても、革マルの文章に似てくる(分析とか、現状把握なども)。そういうことだ。又、こうも考える。つまり、「イラク支援」は、日本の民族派に主導権をとられた。それに焦って革マルが、盛んにイラクに情報を送っている。そうはさせじと、元中核派の小西誠さんたちは「米兵・自衛官ホットライン」を作り、渡辺氏を派遣した。ここでも、中核、革マル戦争があるわけだ。そんなところだ。
 種を明かせば、こんな他愛のないことだ。それを知らないから、産経などは、「声明文」を見て、「革マルの文章だ」とか、「日本にも共犯者がいて、声明文を書いてやってるんじゃないか、と言うのだ。かわいそうなのは、人質の3人だ。産経の下らない「推理」のために、疑われ、過酷に取り調べられたのだ。それに対して産経は「間違ってごめんなさい」とも言わない。おいおい、どうした「自己責任」!と言いたいやね。

(3)〈国益〉なんて言葉は卑しいやね
 そうそう、3月の「朝生」に出た時、僕は小林よしのりさんと、CMの時間に、「反米」と「国益」について話した。「反米」については、『創』(6月号)に詳しく書いたんで見てほしい。
 もう一つの「国益」の方だ。今、国益という言葉が言われてるけど、卑しいやね。個人エゴと同じく、国家のエゴだもんね。日本は北朝鮮の拉致被害者を自力で救出できない。アメリカに助けてもらうしかない。だから、アメリカのイラク攻撃を支援する。(その結果、イラクの人が何万人死のうと構わない)と。それが「国益」だ。あるいは石油のためにもアメリカを支援すべきだ。これが「国益」だ。嘆かわしいやね。
 あの大東亜戦争だって(全てが正しいとは言わないが)、東亜解放、アジアの植民地解放という理想を掲げて戦った。国家のエゴイズム、自分さえよければいいという国益で戦ったのではない。そういう話を小林さんとした。小林さんも賛成してくれた。「よし、本番でも喋りましょう」と言ったけど、その話は出来なかった。でも、小林さんは「SAPIO」(5月12日号)の「新ゴーマニズム宣言」の中で書いてたね。ズバリと。

 〈誇りある民はどの国にいても実利より観念を尊ぶ。
 「武士道」は観念であり、「国益」という損得勘定は商人の道である〉

 又、人質家族には嫌がらせの電話やファックスが殺到した。それについて、こう言っている。

 〈そうやって「私」的に、家族に対して直接、批判や脅迫を突きつける輩が、最近の日本人には多くなっている。多分、産経新聞の読者だろう〉

 凄いね。最後の一行は。僕もそうは思っても、なかなか書けないよ。産経ではコラムで、人質家族への電話やファックスは「嫌がらせ」ではなく、「正当な抗議」であり、家族は謙虚に耳を傾けるべきだ、と書いていた。これほどまでに弁護してもらっては、なおのこと、匿名でジャンジャンと批判や脅迫を送るだろうよ。
 又、産経では、「声明文」が日本の過激派が書いたのではないかと、何度も書いていた。それに触れて、小林さんはこう書いている。

 〈なにしろ産経新聞は、4回に亘って、人質を取ったグループの声明文が、「日本の過激派の文章に似ている」という記事を載せた。インターネットを駆け巡った「人質・自作自演説」に影響された「陰謀説」の記事を「公器」で書いたのである。
 そういう説は「私」的に面白がっても、「公」的には書かないのが常識というものだ。この新聞は最近、どんどん卑劣な記事が目立ってきた。あせりがあるのだろう〉

 確かに、そうだね。「陰謀説」は、多分、日本の公安が流しているのだろう。革マルなどが発信した日本の情報をイラクの人々も見ていて、それでムジャヒディンも判断しただけなのに。あるいは公安は、そんなカラクリを知った上で、「ほら見ろ、文章が似てるだろう。日本の新左翼と向こうのゲリラが共謀してやってるんだ」と産経に吹き込んでいるんだ。それによって、「だから、左翼は危ない。もっと公安の予算をくれよ!人員を増やせ!」と叫んでいる。自分たちの存在価値を高めようとしてるだけなんだ。とんでもない連中だ。
【附録】
(1)米ABCテレビがイラク戦争の米側戦死者の全員を写真と共に発表した。700人以上になるから、えんえんと30分以上に及んだ。しかし、ブッシュ政権を支援し、全米で62の地方局を運営する「シンクレア・グループ」は「反戦ムードを煽る」と、放送しないことを決定した。さらに問題は燃え拡がり、この放映ボイコットに遺族が猛反発。「戦死者の名誉を踏みにじるものだ」と。これは遺族の言い分に理がある。それにしてもABCは凄い。4月30日夜、計721人の氏名や軍の階級などを顔写真と共に紹介したのだ。勇気のある放送だ。戦死者を紹介することが「反戦を煽る」なら、戦争そのものが「反戦を煽る」ことになる。皮肉な話だ。
(2)日本の新潟県佐渡で70才の能楽師が逮捕された。女子大生に「わいせつ行為」をしたという。しかし奇妙だ。この能楽師は、新聞に名前も出され、晒し者にされているが、重要無形文化財に指定されている佐渡宝生流能楽を伝承する本間家の第18代当主だ。
 こんな偉い人が、女子大生にどんなひどい事をしたかと思って記事を読んだら…。佐渡で行われた薪能の後見として、能楽師が来ていた。女子大生はその後の飲食の場で、能楽師と知り合い、彼の家に泊めてもらった。そして、夜中に、
 「女子大生(20)の尻などを無理やり触った。女子大生が携帯電話で警察に通報。駆けつけた佐渡東署員に逮捕された」
 これはひどいね。怒ったね。これは女子大生が悪い。男の家に泊めてもらったんだよ。自分の意志で。軽率だ。男だって、「じゃ、いいのかな」と思うだろうよ。女子大生は、「なーに、相手は70才の爺ちゃんだから大丈夫」となめてかかったのか。だったら、闘えばいい。勝てるだろうよ。それなのに、勝手に押しかけて泊めてもらい、尻をなでられたといって、いきなり110番だ。だったら、男の家になんか泊めてもらうな。「自己責任」はどうした!腹が立つ。
 そのうち、ラブホテルから携帯で警察に電話する奴も出るだろうよ。「何もしないからと行って泊まったのに、いきなり襲ってきた。捕まえて下さい!」と。それでも警察は出動するのかね。
(3)「正論」(6月号)の広告を見て驚いた。イラク人質問題の特集だが、何と、巻頭は石川水穂(産経新聞論説委員)の「サヨクを論破するための理論武装入門」。今時、凄いですね。もう、論破する必要もないでしょう。骨のあるサヨクもいないし。むしろ絶滅寸前のサヨクをどう保護してやるか。それを考えるべきでせう。一水会なんて、民族派を育てているだけでなく、「共産主義者」もちゃんと育てている。人質になった渡辺氏はそうですよ。一水会を辞めて、新左翼、共産主義者に〈進化〉しちゃったんですから。
【お知らせ】
(1)5月11日(火) 7:00p.m.より一水会フォーラム。高田馬場シチズンプラザ。講師は小林節先生(慶応大学教授)で、テーマは「日本国憲法の行方」。木村三浩氏のイラク・レポートもあります。又、アッと驚く報告とお知らせもあるそうです。
(2)5月13日(木) 7:00p.m.からロフトプラスワン。「世界の中心で怒りを叫ぶ」上田哲氏(元社会党衆院議員)と私のトークです。今回は「国民投票」について。
(3)5月19日(水) 7:00p.m.より、高田馬場ライブ塾で、国民的アイドル歌手・高橋愛さんのライブ。そして私のトークです。ライブ塾(トリック・スター)のtelは、03(5348)4767です。
(4)6月8日(火) 7:00p.m.からロフトです。松尾貴史、岸田秀、そして私のトークです。「幻想まっしぐら。性から政治までを3人が語る」です。
(5)6月9日(水) 7:00p.m.より、一水会フォーラム。今回の講師は何と…!詳細は次週発表です(勿体をつけて…)。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou0510.html

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