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(回答先: 「戦争か」半径500mの建物倒壊…韓国紙報道 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 24 日 03:58:36)
「爆発の衝撃で民家数百棟が完全に破壊されました。圧死した住民は数えきれないほどで、どの病院も負傷者でいっぱいになりました」
23日午前、鴨緑江の鉄橋を通り新義州(シンウィジュ)から丹東に渡って来た朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)居住の華僑Lさんは一日前に発生した龍川(リョンチョン)爆発事故を伝えるのに口が止まらなかった。
北朝鮮当局の公式発表がなく事故の原因と真相が正確に伝わっていない中、北朝鮮側から出てくる現地住民と企業人たちの言葉を通じ、惨たらしい事故現場の詳細が続々と伝えられている。
▲事故現場=22日午後2時(韓国時間)頃に発生した龍川駅での爆発事故で駅を中心に半径500メートル以内の建物は完全に破壊され、周辺1キロ一帯が大きな被害を被ったと伝えられた。また今回の爆発の影響範囲は4キロに達し、15キロ以上離れた中国国境まで爆発物が飛んで来たとロシアのNTVが23日、報道した。
龍川駅を中心に西側は田畑だが、東側には民間人の居住地と各種機関の建物が密集している。ここには4〜5階規模のアパートと総合商店(百貨店)、軍部隊、労働党軍党学校、高等技術農業専門学校、労働党軍党庁舎、社会安全省、機械工場、保衛部の建物などが立ち並んでいる。
これら機関の建物は建てられてから数十年経った古い建物であるため今回の爆発による衝撃で崩壊する中、圧死による人命被害が大きかったと伝えられている。
また、龍川駅には職員や乗客など500人余がいたと伝わっている。
龍川が故郷の某脱北者は「龍川駅の両側に民家が密集しており、北朝鮮のアパートは頑丈でないため、あれ程の衝撃であれば、ばたりと崩れ落ちてしまった可能性が大きい」と話した。
丹東に居住する某華僑は「今日(23日)の朝、龍川に住む義母と電話で話した」としながら、「事故現場の近くに学校があるが、そこの生徒たちが授業の最中で相当数が負傷したと言っていた」と伝えた。また「病院に負傷者が大量に運ばれ、どの病院も人で溢れ返っていると義母から聞いた」と話した。
22日、英BBC放送が公開した衛星写真は事故発生18時間後であるのに加え、真っ黒な煙が都市を覆い上空数百メートルに立ち込めた様子を見てとれる。これほどの爆発であれば、龍川の主要建造物は全て破壊されたと推定される。
▲被害規模=爆発事故による人命被害規模は正確に把握できていない。しかし数千人規模であろうという点では意見が一致している。北朝鮮で生まれた某住民は「死亡者だけでも1000〜1500人に達し、負傷者を含めると3000人を超えると予想される」と話した。
龍川の人口は13万人水準で、中心地区の人口が6万人程度のため、中心地区の人口の5%が被害を被ったことになる。
死亡者の中では軍人の被害が最も多いことがわかった。当日、中国を訪問し帰国する金正日(キム・ジョンイル)総書記の警備が強化されていた上、石油などを積んだ貨物列車の運搬を軍人が担当しているためだと消息筋は伝えた。華僑の被害も少なくなかったことがわかった。
爆発事故の人命被害の情報は中国の新華通信が真っ先に公式確認した。新華通信は平壌(ピョンヤン)の中国大使館の関係者の言葉を引用し、「中国人2人が死亡、12人が負傷した」と23日伝えた。
大規模な人命被害にもかかわらず、これまで中国側に搬送された例は確認されていない。丹東にある丹東第1、第2病院と230医院(軍病院)には23日午後まで北朝鮮住民は1人も搬送されていないことが確認された。
▲北朝鮮の動き=北朝鮮は事故直後、現場に非常事態を宣布し新義州など周辺都市の軍人と住民に総動員令を下したことが伝えられた。23日午前、新義州から出てきた住民は「新義州住民の大部分が現場に出動したと見ていいだろう」と伝えた。
北朝鮮はまた、中国側に支援を要請し、22日夕から医薬品を積んだ数台の車が新義州方面に向かい、23日午前には救急車2台が北朝鮮に向かうのが目撃されたと現地の消息筋は伝えた。
北朝鮮の事故収拾努力と関連し、丁世鉉(チョン・セヒョン)統一部長官は「事故直後、中国は丹東市政府を通じて患者を中国側に移送するよう勧めているが、北朝鮮は中国の医療陣を現地に派遣するよう求めているようだ」と述べた。
これは北朝鮮の患者移送手段が整っていないものと解釈される。しかし、北朝鮮の負傷者が中国に搬送された場合、事故原因に関する内部機密が洩れることを懸念しているためとも分析されている。
池海範(チ・ヘボム)記者 hbjee@chosun.com
丹東(中国)=李光会(イ・グァンフェ)特派員 santafe@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/23/20040423000080.html