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サマワ オランダ軍標的 政府に警戒感 薄氷の「非戦闘地域」 オランダ軍に2発の着弾確認(うち1発が宿営地内)
http://www.kamiura.com/new.html
(毎日 4月23日 朝刊)
[要約]サマワに駐屯するオランダ軍で2発の迫撃砲弾の着弾が確認された。その内の1発が宿営地内に撃ち込まれていた。日本政府はこの事態に緊張している。もしオランダ軍と武装勢力が戦闘になれば、サマワは非戦闘地域という自衛隊派遣の前提が崩れるからだ。防衛庁の守屋事務次官も、「サマワの治安は他の地域と比較すれば安定しているが、テロが発生する可能性は否定できない」と現状を説明した。
[コメント]この砲撃を日本はどのように受け止めるか。私は迫撃砲が発射された地点に注目する。自衛隊とオランダ軍は7`の距離で宿営地を設営している。もし発射地点がこの中間なら、それは自衛隊に対しても強い警告の意味が含まれる。右を撃てばオランダ軍、左を撃てば自衛隊という構図ができるからである。それとは逆にオランダ軍は撃てるが、自衛隊は射程外ならば弱い警告として考えていいと思う。先週の自衛隊を狙った砲弾は、そのうちの1発が発煙弾だったという。これこそ明確な警告で、ゲリラ側は自衛隊宿営地を攻撃能力があることを示している。
もう日本政府はサマワから撤退することは、日本がテロに屈したことになると言わない方がいい。日本はテロの攻撃とは関係なく、イラク特措法で自衛隊をイラクに派遣している。その法律には明確に自衛隊が活動するのは非戦闘地域であると書いてある。いくらそんな法律はいい加減すぎると指摘しても、錦の御旗のように掲げて成立させた法律である。そして自衛隊がサマワに派遣された。
これからはイラク特措法を成立させた政府の責任と、政府の軍事無知が問われる事態が必ず来る。もうサマワから自衛隊を撤退すれば、テロに屈したことになると言わないほうがいい状況になってきた。
日本政府は戦争の厳しい現実を学び、日本流のあいまいな論理が通用しない世界があることを知るべきである。