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本日発行の「日刊ゲンダイ4・23」9面の「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の真相 浜田和幸 <緊急連載9>」より:
見出し:「まだやっている「戦争の大義」デッチ上げ」
「ブレアまで「混乱は民主化の証し」と強弁」
記事内容:
「 イラクはいまや混乱の極である。アメリカ兵の死傷者も増える一方で、ブッシュ大統領は記者会見でも激しい質問を浴びてしどろもどろになった。
それどころか、とうとう最大の同盟国であるイギリスのブレア首相もおかしなことを言い出した。先週、ワシントンを訪れた際、「イラク各地で流血騒ぎが発生しているが、これはわれわれ米英の政策が成功していることの証しである」と意味不明な発言を連発したのである。アメリカやイギリスが推し進めている民主化がうまくいっているので、追い詰められた一部のイスラム過激派が暴れているという理屈のようである。
しかし、各地で激化しているイラク人と占領軍の戦闘は、とても「民主化政策が成功している裏返し」とは思えない。ファルージャでは2つのサッカー場が市民の死体でいっぱいになっている。これが民主化の成果と言う神経は尋常ではない。
アメリカ政府の発表では、ファルージャで停戦交渉が進んでいることになっているが、実情はまったく逆で、依然として激しい戦闘が続いている。アメリカ軍は夜通し大音量でアメリカのメタルロックを流し、合間にアラビア語で「イラクの下手クソ鉄砲撃ちども、あまえらのヘナチョコ弾などヤギのふんと同じだ」「おまえらの仲間が撃たれて倒れているぞ。でも、ガソリンがなくて救急車も動かせないんだろう。早くしないと野良犬が食い荒らすぞ」といった挑発を繰り返す。
これはアメリカ軍の心理作戦部隊の発案らしい。敵を睡眠不足に追い込み、挑発に乗って出てきたイラク人を狙い撃ちにする作戦である。かつて、アメリカ軍はパナマの独裁者ノリエガをラップ音楽でノイローゼにして捕捉に成功したことがある。また、FBIはテキサス州で起きたオカルト集団立てこもり事件の際、昼夜を問わず赤ん坊の泣き声や叫び声、犬や猫がほえたりうなったりする声を合成した「神経逆なで音波」で攻撃し、犯人集団に音を上げさせたことがある。
昼間は空からのミサイル攻撃。夜間は神経イライラ音声攻撃が続く。今のところ、たいした成果は挙がっていない。しかし、このような奇妙な作戦の裏でアメリカ軍はイラク南部に大量破壊兵器を再度持ち込む隠密作戦を進めているといわれる。戦争の大義をでっち上げ、ブッシュ大統領のメンツを立てるための作戦だが、はたしていまさら世界が信用するだろうか。」
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★ ブレア首相の「イラク各地で流血騒ぎが発生しているが、これはわれわれ米英の政策が成功していることの証しである」という発言を、浜田氏は「アメリカやイギリスが推し進めている民主化がうまくいっているので、追い詰められた一部のイスラム過激派が暴れているという理屈のようである」と解釈している。
しかし、私は、“将来の抵抗勢力をできるだけ少なくするために、米英が様々なかたちでイラク人を挑発し、そのような可能性がある者をあぶり出し虐殺しているだけなのだから成功の証しだと思っている”と解釈する。
「ファルジャーの虐殺」は、ファルージャ自体がそのような“抵抗勢力”になると睨み、数々の謀略事件を起こしてまでやられていることで、同時に、どこまでやればイラク多数派が立ちあがるのかを見定める目的もあると考えている。
人を人とも思わず政治目的を含む自分たちの欲望のためならなんでもやるという、とほんとうにふざけた連中だ!
それを支持している日本国政府も!