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『亜空間通信』759号(2004/04/22)
【日本平和売人の低水準をイラク3人質事件自己責任論パウエル発言の曲解報道の幼稚度に限り論評】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
いやはや、またもや、大手メディアの典型を、朝日と産経に取れば、いわゆる自己責任論とやらに関して、いわゆる左右の痴話喧嘩、相手の言葉の揚げ足取り、読者層を意識した商売、商売、商売繁盛、真っ盛りで、イラク3人質事件の本質的な議論が、どこかに吹っ飛んでしまった。
大手メディアを巡る日本の自称平和主義者、わが呼称の日本平和売人の低水準も、遺憾なく発揮されている。
私は、本日(2004/04/22)早朝、というよりは昨晩遅く、真夜中に、以下の文章を綴り、阿修羅戦争53掲示板に投稿した。以下の再録では、急ぎの打ち間違えを、「モダドはモサドの誤記」として訂正を追記したので、その部分は直してある。
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自己責任論の左翼小児病的議論に水を差す憎まれ役は私しかいない
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/574.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 22 日 01:16:49:CjMHiEP28ibKM
いわゆる自己責任論の左翼小児病的議論に、水を差す憎まれ役の大人は、私しかいないのかな。
婦女暴行逮捕歴の小泉とか、2世、3世の不潔な薄汚い自民党のチビボスが言うから、腹は立つが、人間、もとい、裸の猿の社会の掟は不変、普遍的である。
私は、登山もするし、ヴェトナム、カンプチア、その他、ホロコーストの嘘取材で、モダドに殺されると脅されても、アウシュヴィッツにも、アメリカにも行った。
必ず生命保険を目一杯掛けて、家族に金銭的な迷惑だけは掛けないように、覚悟して行った。
その心掛けがない連中が、非難されても、いささかも同情しない。そげな低級な連中が、平和云々したって、何の力にもならんのである。
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いわゆる自己責任論に関しては、朝日と産経の痴話喧嘩を放置する。しかし、これが、国際的な報道にも関係し、その原因が誤解、または誤訳、厳しく言えば曲訳にあるとなると、これは正確に論じて置かないと、あとあとまでも祟るので、一応、簡略に問題点を記す。
私は、この件でも、以下の投稿をした。
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いかにも中道右派の言論詐欺、ルモンドらしい記事
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/312.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 20 日 08:06:17:CjMHiEP28ibKM
(回答先: Re: 拙約でよろしければ 投稿者 らんまん 日時 2004 年 4 月 20 日 07:08:43)
私は、直ちに仏文のまま印刷して置いたが、「リスクを背負うものが誰一人もいなければ前進はありえない」とパウエルが言ったのは、むしろ、最後の兵士、軍人、自衛隊員のことだっったのである。
TBSのエースとしとこうか、金平の質問は、見事に、官僚答弁、外交辞令に取り込まれてしまったのである。
それが抜けたところは、いかにも中道右派の言論詐欺、ルモンドらしい記事なのである。
こんな記事で一喜一憂している日本の左翼のド阿呆どもは、同じルモンドが、拙訳『偽イスラエルn政治神話』の原著者、アラブでは英雄視されているロジェ・ガロディを言論界から締め出していることなどは、まったく無視している。
こういう低脳の水準では、婦女暴行逮捕歴首相になめれれるのも当然である。
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さらに、「TBSのエース」の件に遡ると、この件でも、以下の投稿をした。
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パウエル外交辞令は自衛隊撤退拒否にあり誤解させるTBS報道阿呆
http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/987.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 17 日 13:21:54:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 「3人を誇りに思うべき」 空耳板 投稿者 タメ息 日時 2004 年 4 月 17 日 13:05:28)
パウエルの外交辞令の本音は、自衛隊撤退拒否の評価にあり。
誤解させる主旨のTBS報道は、ド阿呆である。
実に巧妙に、イラク派兵反対の間抜けな日本の自称平和主義者までを取り込み、自衛隊の撤退拒否と銭むしりの材料にしたと、厳しく批判すべきところなのである。
TBSも典型的な「偽の友」なのである。
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パウエルの方が、小泉婦女暴行逮捕歴首相よりも、さらにはその首相の婦女暴行逮捕歴の経歴詐称の正体を暴くのを恐れる腰抜けの日本の自称平和主義者よりも、ずとずっと上手(うわて)だと言うことなのである。
以下、問題のパウエル発言と、私が阿呆と批判したTBSの報道振りの問題点を、簡略に述べる。
最初に、英語で記事になっているTBSのワシントン駐在記者、金平茂紀(かねひら・しげのり)のこの件に関する質問と、それに対するパウエルのコメントを示す。
金平は、自分の質問に答えたパウエルのコメントの内の以下の部分を抜かして、自分の質問とくっつけた形で、いかにも「偽の友」代表のTBSに都合の良い報道をしたのである。
以下のパウエルのコメントの内の「日本人は、云々すべきである」「Japanese people should be」は、確かに、「喜んでするこのような市民を持つこと」、「that they have citizens like this willing to do」につながってはいるが、以下の拙訳、「危険を喜んで身に引き受ける軍人をイラクに派遣していることをも大いに誇りに思うべきである」、「very proud of the soldiers that you are sending to Iraq that they are willing to take that risk.」にもつながっており、それこそが、老練な外交官、元軍人としてのパウエルの真意だったのである。
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MR. KANEHIRA: In the history of the modern nation, it is said every government has an obligation to protect their own citizens. Some people in Japan are saying that those who are kidnapped are willing to take risk and they were expected to assume the responsibility for their own act. What is your comment?
SECRETARY POWELL: Well, everybody should understand the risk they are taking by going into dangerous areas. But if nobody was willing to take a risk, then we would never move forward. We would never move our world forward.
And so I'm pleased that these Japanese citizens were willing to put themselves at risk for a greater good, for a better purpose. And the Japanese people should be very proud that they have citizens like this willing to do that, and very proud of the soldiers that you are sending to Iraq that they are willing to take that risk.
But even when, because of that risk, they get captured, it doesn't mean we can say, "Well, you took the risk. It's your fault." No, we still have an obligation to do everything we can to recover them safely and we have an obligation to be deeply concerned about them. They are our friends. They are our neighbors. They are our fellow citizens.
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以上の「軍人」「soldiers」に関するパウエルのコメントを、しっかりと念頭に置いて、以下のような、金平茂紀の日記を読んで頂きたい。
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http://www.smn.co.jp/kanehira/
Updated:April 17, 2004
テレビ報道の世界に入ってもう28年目になった。この仕事の現場にいて、つくづく感じることのひとつは、テレビというメディアの途轍もない影響力の増大と、それと反比例するかのような、中身の劣化・幼稚化だ。それは日本だけのことではない。メディアの劣化。その国のメディアの品質は、その国の国民のレベルを最も端的にあらわす指標だ。ダメなテレビはダメな国民のありようを映し出している。そして、もちろん情報の送り手たちのダメさも。送り手側が、その劣化に抗するには何ができるだろう。愚直なようだが、テレビというメディアを、「現場」にいながら<自己検証>していく作業が肝要だと思っている。この「現場」にいながら、という点が、とてもとても大事なのだ。企業としてのメディアの中で「現場」にこだわる人間は、今や絶滅危惧種のように減り続けている。視聴者や第三者によるテレビ評論の類いは、大部分が、クズをクズと罵る同類のたぐいで、テレビに(さらに視聴者にも)何ものももたらしはしないだろう。
さて、今の僕の取材「現場」は、たまたま、アメリカ・ワシントンのホワイトハウスから徒歩5分の場所を起点にしている。ここに記しているのは、そこでの、日誌、雑記、雑録だ。これらの記述が<自己検証>にどれだけ資するかは全く未知数だが、やれることから始めようと思う。正直言って、僕は、インターネット空間での情報流通自体にも、大いに疑問を持っているような旧世代の人間だ。にもかかわらず、人の薦めもあって、2000年あたりから、情報を送り出す側の「日誌」的な情報を発信してきた。すると、さいわいなことに、そのことから非常にプラスの効果を得られた(ように思う)。この個人マガジンも、これまでの試みの延長だと思っている。乞ご意見、ご助言。
金平茂紀(かねひら・しげのり)/在米テレビ記者/直通メールアドレス→kanehira@smn.co.jp
04月15日(木)[パウエル長官のある種の雰囲気にたじろぐ]
いくつかの偶然が重なって、今日、パウエル国務長官の単独インタビューがとれることになった。その日に、何というか質問の主題に関して大きな動きがあった。イラクの日本人人質事件の3人が解放されたのだ。イスラム聖職者協会に1本の電話が入り「今日釈放する」と通告されたという。その後の事態の推移の早いこと。アルジャジーラで解放された3人の映像が流れ、あれよあれよの急展開。その情報を整理する間もなく、国務省でいつのまにかパウエル長官の前にいた。何しろ時間制限がきびしく、せいぜい4〜5問の質問時間しか許されていない。秒刻みのスケジュールと言われる人物である。まいった。それとパウエル氏の醸し出しているある種の雰囲気を前にして、緊張のあまり、2番目の質問を失念してしまった。何とか立て直して質問を続けたが冷や汗もの。面白かったのは、パウエル氏が人質になった市民(Japanese citizens who were willing to put themselves at risk for a greater good,for a better purpose)を日本人は誇りにこそ思うべきであり、決してとがめてはならない、と言い切ったことだ。日本に蔓延している「軽率」「自己責任をわきまえろ」論との何たる隔たりか。インタビューまでの待ち時間に、一緒に国務省の控え室で待っていたカナダのテレビ局のボスやイタリアのテレビ局の人と話したが、もし政府の人間が、公の席で人質になって困難な状況にある自国民を非難するような発言をしたならば、その人物は職位を解かれるだろう、と言っていた。国情の違いか。今も、CNNのラリーキング・ライブに米民間人人質の家族が生出演して、視聴者に心情を切々と訴えている。2人の不明邦人の消息の方が気がかりである。というのは、ある種の政治的な主張をもったグループに連れ去られたのならば、今回のように解決の糸口もあり得るが、強盗・追いはぎ・ものとりの類ならば、とても危ないからだ。時間が過ぎる。
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以上のどこかに、「軍人」に関する記述があるだろうか。私は、念には念を入れて、何度も読み直したが、その片鱗もないのである。これは、重大な曲訳なのである。
このままでは、ほんに間抜けな自称平和主義者の日本人は、もしかすると次期米大統領になるかもしれないパウエルに、すっかり惚れ込んでしまって、親米主義、拝米主義に転向してしまうかもしれないのである。だからこそ、私は、無知蒙昧な烏合の衆に嫌われるのは、いささかも恐れずに、憎まれ愚痴を叩くのである。
以上。
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電網速報『亜空間通信』(2001.09.01.創刊 2004.04.22.現在、759号発行済)
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