現在地 HOME > 掲示板 > 戦争53 > 689.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【ニューヨーク=勝田誠】国連安全保障理事会は21日、イラクにおける国連の人道支援活動「石油・食糧交換プログラム」に関する決議案を全会一致で採択、同プログラムに絡んで浮上した巨額の不正疑惑解明を目指す独立委員会の設置を承認した。
これを受けて、アナン事務総長は委員会の正式発足を発表した。委員会は3か月後に報告書をまとめ、事務総長に提出する。
独立委員会は、米連邦準備制度理事会(FRB)の前議長、ポール・ボルカー氏(米国)を委員長とし、旧ユーゴスラビア・ルワンダ国際戦犯法廷の元検察官、リチャード・ゴールドストーン氏(南ア)、資金洗浄(マネーロンダリング)対策専門家で、バーゼル大教授のマルク・ピエット氏(スイス)の計3人で構成。国連当局者や旧フセイン政権、連合国暫定当局(CPA)の関係者・関係企業からの聞き取り調査や、会計調査などにより、疑惑解明を図る。
疑惑は、旧フセイン政権時代の1996年から2003年まで、国連経済制裁下のイラクで続けられた同プログラムを巡り、同政権幹部らが101億ドル(約1兆1000億円)を不正に取得したと、米会計検査院(GAO)当局者が指摘したもの。
(2004/4/22/11:55 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040422id01.htm