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よくやるよ。シャロンは、名乗りを上げるパレスチナゲリラ部隊の後継者を次々に殺害する。この一貫したやり方、どこから来るのか、不思議だった。
私の好きな作家船戸与一の作品「神話の果てに」に、その回答らしきものを発見;
--------引用開始
「 どういう意味だ、破壊活動の原則とは?」
「 インカ帝国の破壊者ピサロがメキシコのアステカ王国を破壊したエルナン・コルテスにあったときのことを知っているか?1528年のことだ。アステカの財宝を奪いつくし、一時はメキシコ副王にまで登りつめたコルテスもそのときな失脚して惨憺たる状態にあったが、ピサロがインカ帝国の破壊に向うと聞いてこう助言したものだ。王を殺せば土民は押さえられる、だがもし王を生かしておけばやつらは最後の一人になっても戦うだろう、とな。破壊活動の要諦はまさにそこだ。指導者を抹殺する。それが原則だ。政治的な扼殺と違って破壊活動はその一点に集中しなければならない」
------------------引用終了。
シャロンは、「神話」でその時代錯誤の国つくりを正当化する。彼が半世紀前の征服戦術を信奉していても不思議はない。