産経【３週間ぶり再会に笑顔なく　自宅に戻った高遠さん 】この落差？

解放後の状況と、なぜ、これだけの落差が生じたのか。政府、警察筋の尋問だけで、これだけ崩れるのは、なぜか。

事件の真相の深層に、なにが潜んでいるのか。

http://www.sankei.co.jp/news/040420/sha114.htm
３週間ぶり再会に笑顔なく　自宅に戻った高遠さん

写真：妹の井上綾子さん（左）と母、京子さん（右）に両脇を抱きかかえられ自宅に戻った高遠菜穂子さん＝２０日午後、北海道千歳市

写真：父、隆志さん（左）、母、直子さん（右）と共に自宅に到着した今井紀明さん＝２０日午後、札幌市西区

　イラクで解放されたボランティア活動家、高遠菜穂子さん（３４）＝北海道千歳市＝とフリーライター、今井紀明さん（１８）＝札幌市＝は２０日午後、新千歳空港から車でそれぞれの自宅に帰った。

　高遠さんは午後２時すぎ、自宅前で両親の出迎えを受けたが、憔悴（しょうすい）しきった様子で、約３週間ぶりの再会に笑顔はなかった。１人で歩けず、両脇を母親の京子さん（６５）らに抱えられ、うつむきながら玄関へ。報道陣に深々と頭を下げ、家族から「（家に）入ろう」と促されて自宅に入った。

　付き添った弁護士によると、高遠さんは玄関内で倒れ込み、空港で精神安定剤を飲んでいたこともあって、すぐに２階の自室で眠ったという。

　父親の睦雄さん（７１）は「お世話になった皆さんにありがとうと言いたい」と述べ、弟の修一さん（３３）は「ようやく家に帰ることができた。姉は予想以上の報道陣の数に驚き、パニック状態で、空港に着いたときは自分がどこにいるか分からないようだった」と話した。

　一方、今井さんは午後３時前に自宅着。車を降りると、安心した表情を見せ、家族とともに報道陣に向かって一礼した。父親の隆志さん（５４）は「自宅に戻ってうれしく思っています。多くの人々の勇気づけに感謝しています」と話した。

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