現在地 HOME > 掲示板 > 戦争53 > 353.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: テロ犯人と被害者側が、同じ要求を叫んでいたことが自作自演でないかと疑われる所以もここにある 西村眞悟 投稿者 TORA 日時 2004 年 4 月 19 日 20:18:55)
話の論点が最初からずれている人が多い。
ついさきほど、フジテレビの昼前のニュース報道で、2度に渡ってこう印象づける報道をしたのである。
「政府関係者によりますと、帰国した人質となった3人は、首につきつけられた映像は演技を強要されたものであった事を告白しました。」
現在は、政府関係者に彼等が"告白"したという報道になっている。
ゆくゆくは記者会見が開かれるはずでそういう流れになるべきであるが、政府関係者は神経をすり減らす事を嫌い、用意された答えを彼等に助言するだろう。
質問する記者はその裏をついて、彼等が胸にしまいこんでいる自らの意思、考えを巧みに引き出す質問を用意しなければならない。国民がすでに知りえている事を再度そこで質問してもしょうがない。各社の「質問内容」にもよくよく耳を研ぎすます必要がある。それがこの事件に関する報道各社が事件をどのように追いかけて来たか、終始目に見えなかった部分を探る事につながる。
(ここでそのような発言をすると、事前に政府関係者らに読まれ、よる演技強要記者会見が行われてしまう可能性があるから(笑)、本人らの正直な声を聞き出す為の質問をぶつけてほしい、それこそが国民には必要な<真実>情報である訳だ。)
政府関係者が国民に納得させたい答えを用意している可能性はある。当然だ。
しかし政府は、事件発覚から事態の流れに注目しつづけた国民が実際どれほどいるか、そうした国民が今後政府にどう影響を及ぼすか、対して政府はそうした国民意識をまったくといっていいほど正しく把握していない。だからこそ、政府はついには言論統制とも言える、ある"恐怖心"を流布したのだ。国民意識に巧みに広告塔を利用して、そうした恐怖心を植え付ける事に手応えを感じている。ゆくゆくは増々こうした日本人の真相心理に責任訴える"自己責任"、"迷惑"という言葉を巧みに絡ませて、マインドコントロールを利用していくようになる。
イラク派遣記者らをも視野に含めた人質事件として、[危険な海外に渡航し行動することは如何なる理由であっても(ここが問題)、「日本」とは「無関係」の"自己責任"、"迷惑である"とする純粋な図式、に納める事に成功している。その図式から導き出されるあらゆるすべての答えは、実に、国家の中のに生きる国民性として見ても、非常に意識レベルの低いものであるように思える。
そこでいずれあるだろう記者会見に注目したい。
彼等の口から、イラクへ行く経緯となった意識と、イラクでの実際感じた向こうはどうなのか、という生の感想を聴きだすべき。間違っても「反省」を促す質問をぶつけるのはおかしい。それこそ情報操作の証しとなる。
それとも「政府作記者共演記者会見」とやっぱりなってしまうのか、もしくは帰国させられた彼等の精神状態"精神的外傷ストレス(日本政府らによるもの)"が不安定だとして、記者会見は開かない(これが政府がリスクを一番冒さない)発表をメディアを通じて国民感情に訴えてこの事件はおわり、となるか。このあり得てはならない2点はこの事件に新たな疑問を一石投じるだけの結果になるだけだ。
(いずれにしてもしかし結局、政府はメディアを通じて、政府としての寛大な精神をアピールする運動にでるはず。)
今後まず会見や単独インタビューが行われるなどを予測して、これまでの経緯を踏まえ、政府、メディアを注視する必要がある。
国民感情を煽るような質問から入れば、それが疑いのタネになる事を今のメディアは知っておくべきである。
それとも会見の事前に、政府側から、すべての国民感情に配慮したとする、こう一言が入るはいるだろうか。
既に前ふりは政府が発表している。
「彼等は事件で疲れ、精神が不安定であることを踏まえた質問をお願いします」
何を喋ってしまっても精神状態が不安定だと断わりをしておけば、都合がつく。
もしくは、まず率先したグルの記者が、決まった答えを誘導する質問が行われる事が考えられる。そうした場合はそれが何処の誰かをチェックしておかなければならない。
この3人の事件が、次に起きた二人の人質事件と絡められるが、まず一度切り離して考え、そして事件の様相を調べ、それから次に、二人の事件とどう絡む所があるのかを考えるべきだ。いきなり纏めて考えるから政府の意見にゴマカシを見つけられないのだ。いかにも全て尤もに聞こえてくるのである。
そこでいまきちんとこの事件の、「事の運び」に注視していかないといけない。最低限忘れて論じてはならない注意点がすでに挙がって来ているからだ。
まずすべての疑わしき説を一度すべてすてて考える。
そして新たに判明した、"政府関係者が伝えた"とする、"ひとつの見解"を起点として、もう一度この事件について整理して考える。
この新たに"政府関係者"が伝えたことで何がはっきりするかというと、
*人質となった彼等が強要されて、演技をいくらしたところで、それを指摘した所で、間違い無く「日本政府に自衛隊撤退を要求する」犯行グループによる人質事件であり、彼等の自作自演ではない。
ということだ。
そしてさらにこの「極秘(でもなんでもない)」の、日本でカットされた「演技強要ナイフ映像」を今テレビで公開することで、その映像を(国民より独占した事で)解析分析した事によって、政府関係者がこう確信を持ったということである。
「大丈夫」、「これは演技」、「安堵した」
、という言葉で、
「人質の安全を確信した」、「事件の全容を捕らえた」と、不可思議な"感覚"を露呈している。それこそが異常に感じるのだ。
国民の居ない、"政府ワールド"について、新たに、日本政府に対しての多大なる疑問に花を咲かせる行為なのである。
とにかく今、この政府を一番身近で感じている若い感性は、この事件についての経緯、すべてを必ず我々の前に語りだしてくれると信じている。
合掌。
とりあえず関連記事は以下にも。
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/288.html