現在地 HOME > 掲示板 > 戦争53 > 321.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
小泉非常識内閣のバッシンが始まりました!この内閣には未来はない!
日本で人質は己の解放費用を支払わなければならない
ルモンド
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3216,36-361630,0.html
日本では人質の解放は自弁 フィリップ・ポンス特派員 @ ル・モンド4月20
日付
頭を垂れて、顔つきは暗い。それが、最初の3人の日本人の人質が4月18日に東京に到着した時の様子だ。コメントは何もなし。この慎ましさが示す「心的外傷後ストレス」は、おそらく誘拐だけによるものではあるまい。3人とも(他にも誘拐後に解放された日本人が2人、火曜に日本に到着の予定)、子供が日本政府を困難な状況に陥れたとして家族に向けられた批判にショックを受けているのがありありだ。周りの人たちは、事態をさらに悪化させないようにと、彼らを報道陣から遠ざけている。
解放直後、人質のうち2人はイラクに戻りたいと述べた。高遠菜穂子は人道支援活動を続けたいと言い、郡山総一郎は写真の仕事をこのまま続けたいと語った。2人の発言は、保守系新聞と政府の間に、無理解と激昂の嵐を巻き起こした。
「家族は謝罪をすべきだ」
「おしおき親爺」となった小泉純一郎首相は、このボランティアたちを叱りとばした。「よくもまあ、人が寝食を忘れて解放に尽力したというのに、そんなことが言えるもんだ。目を覚ましてもらいたい」と、中川昭一経済産業相がさらに厳しい調子で述べる。
こうした無遠慮とともに、制裁を求める声が上がる。「家族は自分たちが引き起こした問題について、また自衛隊の撤退を求めたことについて、謝罪をすべきだ」と、防災担当の井上喜一大臣は述べた。
だが、家族たちは、社会秩序を乱した者は遺憾の意を表明するという日本の習慣に従って、すでに何度も謝罪を繰り返している。
報道によれば、解放された人質は、受信した医療検査と帰国の費用として、それぞれ35万〜40万円(3200〜3700ユーロ)を支払わなければならない。議員の中には、解放に要した費用(右派の産経新聞によれば20億ドル)の一部負担を主張する者もいる。その一方バグダッドでは、ムスリム・ウラマー委員会(スンニ派)から、同委が5人の人質の解放に
決定的な役割を果たしたことに対し、日本の首相が一言の感謝も述べていないことへの不満が出てきている。
日本の政治家と保守系報道機関は、必ずしも誉められたものではない日本のイメージ(死刑制度の維持、限定的な難民庇護政策)を引き上げているはずの、一本気と直情を備え、人道的な価値観に突き動かされる若者たちを誇りに思うべきなのに、解放された人質の
「無責任」をこれでもかとばかりに叩きまくる。彼らが励ましの言葉を受けたのは、コリン・パウエル米国務長官からだった。「誰もリスクをとろうとしなければ、決して前に進むことはできない」と、彼はテレビで述べた。